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マルチフィラメントフィーダー「3Dfeedy」Kickstarterに登場

ドイツのスタートアップ3DBIZZによるプロジェクトで、FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター用マルチフィラメントフィーダー「3Dfeedy」が、Kickstarterに登場し出資を募っている。(写真:3Dfeedy本体/3DBIZZより引用)

今回は3Dfeedyの特徴とその使い方についてご紹介する。

手持ちの3Dプリンターをマルチマテリアル化できる「3Dfeedy」とは

3Dfeedyは、3本のフィラメントをセットできる3Dプリンター用フィラメントフィーダーである。3Dプリンターのハードウェアが原因で開発が失敗に終わってしまう要因を克服するため、手持ちの3Dプリンターを活用してマルチマテリアル化できる3Dfeedyを開発した。

使い方はとても簡単で、手持ちのシングルヘッド3Dプリンターに設置するだけで、マルチカラー/マテリアル対応機にアップグレードできる。使い慣れたスライサーソフトで作成したデータを、マルチマテリアル造形用に処理する3Dfeedツールも提供しており、使い方はとてもストレスフリーである。

フィラメントの設置方法:3DBIZZより引用

3Dfeedy本体には、フィラメント用テンションアジャスターやテンションディスプレイ、調整可能な取り付けスタンド、ステッピングモーターで駆動するマテリアルセレクションユニットなどを搭載。

ステッピングモーターは、手持ちの3Dプリンターから流用。フィラメントをフォード(供給)するギアは標準タイプと、プレミアムタイプの2種類。プレミアムタイプはフレキシブルマテリアルでも安定してフィードできるハイエンドギアを内蔵している。

ステッピングモーター設置方法:3DBIZZより引用

3Dfeedyの特徴

カラフルなマルチカラー造形

可動部に柔軟素材を使ったモデルの造形

水溶性サポート材を使って後処理を容易にする

マニュアルによるフィラメントの交換より、大幅な時間、コスト、ストレスの削減が期待できる。

価格は、数量限定の早割価格で販売予定。いずれも3本のフィラメントに対応するモデルで、1.75/2.85mmのフィラメントの径を選択できる。2021年6月の出荷を予定しており、今のところ日本への出荷は未対応。

Standard 3Dfeedy (standard gear)

228ユーロ(約28,700円)

Premium 3Dfeedy (high end gear)

328ユーロ(約41,300円)

Kickstarter Limited Edition Premium 3Dfeedy

308ユーロ(約38,800円)

3Dfeedyは、2021年1月29日までクラウドファンディングを実施。1月30日時点で、6,900ユーロ(約87万円)の目標額に対して約34,000ユーロ(約432万円)を集め、プロジェクトを達成した。

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シェアラボ編集部

3Dプリンターの繊細で創造性豊かなところに惹かれます。そんな3Dプリンターの可能性や魅力を少しでも多くの人に伝えられるような執筆を心がけています。

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