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高性能LAMシリコーン3Dプリンターの販売を開始-ホッティーポリマー社

ホッティーポリマー株式会社(以下、ホッティポリマー)は、主力生産拠点である久喜第一工場(埼玉県久喜市)のシリコーンゴム製品生産ラインに、ドイツの3Dプリンター専業メーカー「ジャーマン・レップラップ(German Reprap)」社製の、高性能LAM(液体積層造形方式)シリコーン3Dプリンター「L320」を導入し、工業用ゴム・樹脂分野における国内初販売代理店契約も締結。7月1日から「L320」の販売および技術サービス、受託加工を本格的に開始した。

3Dプリンター関連の総合コンサルタント企業を目指すホッティーポリマー社

同社は7年前から3Dプリンターを導入しているのに加え、2019年6月から「ファインダー(Finder)」や「レイズ3D(Raise3D)」などの3Dプリンター本体の販売も展開し、造形サービスも実施している。さらに同社では、「HPフィラメント(スーパーフレキシブルタイプ)」などの3Dプリンターに必要不可欠なフィラメントも、数多く自社生産しているのも強みである。なお「L320」用のフィラメント素材として、同社ではダウ・東レ製を採用しており、従来に増してクリアで透明な製品製作を実現している。

今回の「L320」の導入および代理店契約締結を機に、蓄積してきたノウハウを結集し、3Dプリンター本体の販売から設置、稼働フォロー、造形サービスといった、3Dプリンター関連の総合コンサルタント企業を目指す方針とのこと。

L320の最大の特徴である液体積層造形法(LAM)とは

7月1日から販売開始したL320 の特徴である液体積層造形法(LAM)は、液状シリコーンゴム(LSR)のような液体(低強度材料)を積層することによって造形する製造プロセスである。これにより、金型を製作しないで試作や量産が可能となり、コストや生産に掛かる時間の大幅な削減を実現する。さらにLAMによる3Dプリント技術では、例えばクロスや格子、ハニカム構造の造形といった、LIM成形や射出成形などでは加工が非常に困難だった複雑な造形の製作も高精度で可能となっている。

L320 の機能一覧

機能特徴
可変ドリルさまざまなノズルを使用することで微細構造や大型部品でも短時間で処理可能
オートレベリング機能完全自動式の台座水平機構により精密レーザーによる3点測量を行い造形品質が大幅向上
熱による架橋特殊ハロゲンランプの採用により活性化エネルギーを放出し2つの成分間の完全な架橋を分子レベルで促進
材料の供給カートリッジシステムやオプションの材料ベールで材料を安定投入
安全性徹底した安全技術により硬化過程の監視を実施。工程の安全性が非常に高い。

同社は、3Dプリンターの販売目標に対して「今期は新型コロナの影響で設備投資意欲が低下しているため5~10台、来期以降は30台前後を目指す」(堀田社長)とのこと。ゴム・樹脂押出成形の最前線を走ってきた独自のノウハウ、幅広いネットワークを有するホッティーポリマー社の今後にも注目したい。

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