【函館発】建築模型を3Dプリンターで短納期化 funovoが「シェイピー」提供開始

2026年5月12日
出典:funovo
出典:funovo

北海道函館市の株式会社funovo(以下、funovo)は、CADデータや図面PDFから建築模型を製作する3Dプリントサービス「シェイピー」の提供を本格的に開始した。対象は工務店や設計事務所で、図面を送付するだけで建築模型を製作できる点が特徴である。

建築模型は、住宅や建築物の完成イメージを施主へ視覚的に伝える重要なツールとして活用されている。一方で、模型製作には時間やコストがかかり、社内リソース不足や外注費の高さに悩む事業者も少なくない。

同社は、3Dプリント技術を活用することで、従来の手作業中心だった模型製作工程を効率化。短納期・低コストで建築模型を提供するサービスとして「シェイピー」を展開する。

CADデータや図面PDFを送るだけで模型化

「シェイピー」では、利用者が普段使用している平面CADデータや図面PDFを送付するだけで、3Dデータ化から出力までを一括対応。3Dモデリングの専門知識は不要であり、工務店や設計事務所が通常業務の延長線上で利用できる点が特徴だ。

さらに、完成前の3Dモデルを専用サイト上で確認できる機能も用意されている。PCやスマートフォンから閲覧可能で、施主との事前イメージ共有にも活用できるとしている。

最短約1週間・35,000円から対応

同サービスでは、最新の3Dプリンターを活用することで、製作コスト削減と納期短縮を実現した。

価格は35,000円から。完全な設計図提出後、およそ1週間程度で納品するという。函館市内向けには、さらに迅速な対応も可能としている。

また、3Dプリントによる模型は寸法精度が高く、同価格帯の従来模型と比較して大きなサイズで製作できる点も特徴だ。視認性向上によるプレゼン効果や、他社との差別化につながるとしている。

初回5,000円OFFキャンペーンと訪問デモも実施

サービス開始を記念し、初回注文時に5,000円割引となるキャンペーンも実施する。問い合わせ時にこちらのリンクの「プレスリリースを見た」と伝えることで適用される。

さらに、函館市内および近郊の工務店・設計事務所向けには、実物サンプルを持参する無料訪問デモも展開。模型の質感や精度を実際に確認しながら、自社図面での製作可否などを相談できるとしている。

シェアラボ編集部コメント

建築模型は、施主とのコミュニケーションを円滑化する重要な営業ツールである一方、制作工数や外注コストが課題となりやすい分野でもある。

近年は住宅・建築分野でも3Dプリンター活用が進んでおり、模型製作をデジタル化することで短納期化やコスト最適化を図る動きが増えている。特に地方エリアでは、こうしたサービスが設計事務所や工務店の業務効率化を後押しする可能性がある。

今回の「シェイピー」は、3Dデータ制作の知識が不要な点や、事前確認用の3Dビューアを用意している点が特徴的であり、建築プレゼンのDX化を進めるサービスとして注目される。

用語解説

■ 建築模型
住宅や建築物の完成イメージを立体的に再現した模型のこと。施主との打ち合わせやプレゼンテーション、設計検討などに活用される。近年は3Dプリンターによる模型製作も広がっている。
■ CADデータ
Computer Aided Designの略称。コンピューター上で設計図面を作成するためのデータ形式であり、建築・機械・製造業など幅広い分野で利用されている。
■ 3Dプリント建築模型
3Dプリンターを用いて製作される建築模型。デジタルデータから直接造形するため、短納期化や高精度化、複雑形状への対応が可能となる。

関連記事

今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中からピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

記事検索

2007の記事から探す

最新記事

編集部のおススメ記事