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3Dプリンター業界を牽引するマテリアライズ社が新サービスを発表―Mindware

ベルギーに本社を置き、積層造形ソリューションで3Dプリンター業界を牽引するマテリアライズ社は新たに、積層造形を駆使して企業のビジネス課題を解決するアドバイザリーサービス「Mindware」を始めていくと発表した。3Dプリンターの導入を考えている企業を対象とし、戦略的かつ中立的でそれぞれの企業が持つ課題に対してカスタマイズした形でアドバイザリーを行うという。

3Dプリンターで「特注品の大量生産」が可能に

同社によると、3Dプリンターを活用することで、従来よりも持続的なサプライチェーンが実現するという。オンデマンド生産の分散化が可能となるため、工場のオペレーション効率は向上しコスト削減に繋がる。それだけでなく、今まではなかった、「特注品の大量生産」という新たなビジネスモデルの確立も可能になるという。3Dプリンターは記録的なスピードで、あらゆる分野に多くのイノベーションをもたらしている。

3Dプリンターの活用に立ちはだかる壁

しかし、3Dプリンターの活用に大きな期待が寄せられる一方で、業界のリーダー達は3Dプリンターに関するノウハウの欠如が、活用を推進していく上で壁になっていると言う。マテリアライズ社が昨年実施した調査によると、50%近くのメーカーは、5年後には3Dプリンターの活用が今の倍になると期待を表しているが、残りの41%はいまだに、専門知識の欠如が大きなハードルになるという考えを示す結果になった。彼らの不安を払拭できない限り、活用はなかなか進まないだろう。

マテリアライズ社のアドバイザリーサービス「Mindware」が壁を壊す

マテリアライズ社CTOのBart Van Der Schueren氏(同社のプレスリリースより引用)

同社の最高技術責任者であるBart Van Der Schueren氏は、3Dプリンターにおける企業の投資リスクは比較的に低く、市場での競争力を高めるには、またとないチャンスであると語る。

マテリアライズ社のアドバイザリーサービス

マテリアライズ社は1990年以降、30年にもわたり、さまざまな技術発展やイノベーションに貢献し続けてきた3Dプリンター業界のパイオニアであり、エキスパート集団である。そんな同社が提供する新アドバイザリーサービス「Mindware」は、ビジネス戦略に長けたチームによって編成されている。研究開発から設計、およびエンジニアリング、プロセスエンジニアリング、さらには医療や航空宇宙産業などに特化したエキスパート達により、それぞれの企業課題に最適なアドバイスを提示する。3Dプリンティングのプロがコンサルティングすることで、企業にとっての3Dプリンター活用の「あるべき姿」を見出す手助けになるのは間違いない。

私たちは30年以上もの間、どのようにすれば3Dプリンターをより効率的で拡張性があり、そして、信頼ができ価値のあるモノにできるのかを考えてきた。私たちがこれまでに得た知識や技術を共有することで企業を支援していきたい。確かに、ハードウェアやソフトウェアは重要であるが、正しい知識に代わるものはない。偏見のない中立的なアドバイザリーがマテリアライズ社のDNAである。私たちが提供する「Mindware」はお客様にとって非常に価値のあるサービスになると信じている。

同社のプレスリリースより引用

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