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サステナブルでモダンな家。建築用3Dプリンターと廃木材を活用して作る

皆さんは、この写真に見える家のどこに3Dプリンターが活用されてるのか、お分かりだろうか。実は、土台のコンクリート部分がすべて3Dプリンターによって作られている。また、細部まで綺麗にデザインされたモダンな見た目からは想像できないかもしれないが、外装や内装で使用されている材料は廃木材である。

なぜ3Dプリンターを使うのか

ニューヨークのコーネル大学キャンパス近辺にあるこの家は、コーネル大学建築学部の助教授であり、HANNAHの代表であるLeslie Lok氏とSasa Zivkovic氏によって建築された。廃木材を使用して家を建築するだけでもサステナブルであるが、なぜ3Dプリンターの使用にこだわるのだろうか。

その疑問に対して両氏は下のように述べている。

3Dプリンターを使用することで、従来、コンクリートの型枠に使用する材料をなくし、建築に必要な分だけのコンクリートを生産することができるため、無駄を極限まで減らすことが可能である。そして、「デザイン」という観点において、3Dプリンターを活用した建築には非常に多くの可能性があると感じている。

コーネル大学のプレスリリースより引用
型枠を使用せずに作られた土台(コーネル大学のプレスリリースより引用)

また、土台部分は3Dプリンターによってモジュール生産されているため、持ち運び、組み立てることが可能となっている。実際、この家に使用されている土台パーツは、組み立て地より2kmほど離れた場所で製造してからカートを使って持ち運ばれている。

モジュール生産したコンクリートを積み重ね作られた土台(HANNAHのサイトより引用)

これからの建築

今回作られた家は、現段階ではプロトタイプであるとのことだが、完成度は非常に高いように見える。恐らく、費用など目には見えない問題がまだまだあるのかもしれないが、サステナビリティへの関心が高まる昨今、「建築のあるべき姿」を目の当たりにした気がした。3Dプリンターの活用範囲はまだまだ計り知れない。

インテイリアの様子(HANNAHのサイトより引用)

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国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関する情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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