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新型コロナを受け、小型3Dプリンター製フェイスシールドを病院へ無償提供

株式会社RANA CUBIC、株式会社ラナエクストラクティブ、株式会社3Dプリンター総研、株式会社マイクロジェットは4社連携し、東京都済生会中央病院(以下、済生会中央病院)への支援を目的として、オリジナルのフェイスシールド100セットを無償提供したことを発表した。(写真は株式会社マイクロジェットのWebサイトより引用)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査や治療に不可欠なフェイスシールドを、小型機種の3Dプリンターの特性を活かしながら迅速に量産体制を整えることができた理由や、そのデザインをご紹介する。

わずか4日で量産体制を実現出来た背景

デザインプロトタイピングの生産モデルの採用

2020年4月16日(木)に済生会中央病院よりフェイスシールドの不足の相談を受け、そこからわずか4日間で量産体制を整えた。最初に設計を完了して一気に生産を行う旧来型の量産モデルではなく、少量試作して実際に装着テストを行い、フィードバックを反映しながらデータをブラッシュアップしていく「デザインプロトタイピング」の生産モデルを採用することで、精度の高いプロダクトを迅速に提供することが可能となった。

小型3Dプリンターで印刷可能なデザイン

今回、連携した4社が利用した3Dプリンターは一般に普及している小型機種(Prusa Research社「Original Prusa i3 MK3S kit」及び、XYZPrinting社「ダヴィンチ mini w+」)を利用。既に一般公開されていた大阪大学提供のモデリングデータ(http://www.project-engine.org/)を参考にしつつ、小型機種で出力できる大きさの調整、つなぎ合わせの強度の担保、スピードを重視した強度の調整などの制約の中、全部で4回の試作モデルの作成を重ね最短の時間で納品版のデータを開発した。

設計をなるべくシンプルにしたデザインが特徴の繋ぎ部分(写真はプレスリリース記事より引用)

今回制作した、オリジナルフェイスシールドの納品版モデリングデータは公開されている。また、RANA UNITEDおよび3Dプリンター総研が運営するWebメディア「セカプリ(https://sekapri.com/)」にて開発過程のレポート記事を公開予定とのことなので、今後にも注目だ。

RANA UNITEDグループについて

3つのデザインカンパニーと、複数のスペシャリストチーム、その他、実験的なラボやプロジェクトを包括する、デジタル・クリエイティブグループ。東京TDC賞、グッドデザイン賞など受賞多数。

株式会社3Dプリンター総研について

3Dプリンターによる造形サービスから、3Dプリンターの開発、市場調査、新規事業開発コンサルティングまでを総合的に手がける会社。

関連Webサイト

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