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コロナと闘う3Dプリンターネットワーク―独シーメンス

新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)感染拡大に、世界はどう立ち向かうのか。シェアラボ編集部では、世界の積層造形産業の取り組みを紹介しながら、出来る事を考える。

今回は、ドイツに本社を置くシーメンス社(以下、シーメンス)の特設ページを取り上げてみたい。

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2020年4月1日時点でのNHKの発表によると、コロナウイルスの感染者は、アメリカが16万3539人、イタリアが10万5792人、スペインが10万2136人、中国が8万1554人、ドイツが6万7366人、フランスが5万2128人、イランが4万4606人となっている。(厚労省発表によると日本は2178人)

六万人以上の感染者を抱えるドイツでは、企業の取り組みも盛んだ。シーメンスは自社で複数の積層造形機を開発・販売しているが、コロナウイルス感染拡大を受け「Fight covid-19」というスローガンの下、医療用部品の製造に協力する旨を発表。特設サイトで部品の設計、造形を受け付けている。

迅速な相談が出来る仕組み

3Dデータがある場合は、サイトに登録後、データをアップロードできる仕組みが用意されている様子。

設計支援や造形サービスを利用する場合の料金は触れられていないが、特設ページでは、アクティブなサプライヤーの一覧が表示されており、「この部品をどうにか手に入れたい!」と悩む医療関係者や支援者には具体的な相談ができる場所となっているようだ。

データがない場合も対応可能

医療器具や部品の画像をアップロードすると、積層造形用の3Dデータを用意する受付フォームを用意しているようだ。詳細は不明なものの、ページを見る限りやりたいこと、連絡先を記載し、相談しながらデータを作成していく模様だ。

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今回取り上げたシーメンスを始め、前回紹介したAmerica Makesなど、世界各国で迅速な取り組みが発表・展開され、さまざまなサービスが各サイトにおいて公開されている。各企業、団体では今回の事態を受けた調整はあったにせよ、各国では既に産業としての生態系が構築され、誰が何をすれば良いかが話し合われ、すぐさま実行に移せる体制がある事を感じさせる。今後何年掛かるかはわからないが、このような体制構築を日本企業も目指すことになるだろう。

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