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フォード、デスクトップ・メタルのP-1シリーズ3Dプリンターをローンチカスタマーとして導入

Carbon社の3Dプリンターを部品生産に活用するなどAM活用に積極的なフォードが、デスクトップ・メタルのP-1シリーズ3Dプリンターを導入する。これにより、フォードはデスクトップメタル社P-1シリーズのローンチカスタマーとなる。30年前から続く同社のAM活用から、P-1シリーズについてご紹介する。

30年前から続くフォードのAM活用

1988年から3Dプリンターを導入してきたフォードは、現在世界各地に90台の3Dプリンターを所有しており、部品や治工具などの製造に積極的に活用している。

また3Dプリンターやロボット技術、VR(AR)などの最先端テクノロジーの機能テストを行うアドバンスド・マニュファクチャリングセンターでは、先進的な製造技術に特化したエキスパート等とチームを組み、3Dプリンターやロボット技術を活用し、効率的な生産ラインの稼働による時間短縮や、コスト軽減の方法に最適なアプリケーションを開発している。

フォードは、1988年に開発されたばかりの(スリーディーシステムズの)SLA3Dプリンターの三番目のローンチカスタマーであったことからもわかる通り、3Dプリンターのアクティブユーザーです。今回もP-1のローンチカスタマーになりますが、そのことを大変嬉しく思っています。この新しいシステムが、フォードにおける自動車づくりでのメタル・バインダージェッティング技術活用の可能性を示してくれると確信しています。

フォードの自動車リサーチ・テクノロジー担当ディレクターのシンシア・フラニガン氏

小型でパワフルなP-1シリーズ3Dプリンター。ソフトウェアのサポートも完備

P-1シリーズは造形サイズ200 X 100 X 40mmの小型3Dプリンターで、デスクトップ・メタルが独自開発したシングルパス・ジェッティング・テクノロジーをベースにしている。

造形スピードは毎時1350ccで、競合機種の100倍程度のスピードで造形できるとのこと。同社は、本シリーズを大型のP-50シリーズ導入前のエントリーシリーズと位置付けている。その他の違いとしては、P-50が双方向であるのとは対照的に一方向の印刷方向を持つP-1と、P-50の12,000ccと比較して最大ビルドレートが1,350cc /時間であることがあげられる。どちらもネイティブの1200dpi解像度を備え、幅広いバインダーをサポートする高度なプリントヘッドテクノロジーと、非反応性金属と反応性金属の両方の処理を支援する不活性処理環境を備えている。

P-1ユーザーは、将来の使用に備えて印刷および粉末除去プロセス中に粉末を再生利用およびリサイクルできるというメリットも享受できるとのことだ。また、3Dプリンターは、Fabricateビルド準備および最近リリースされたLiveSinterソフトウェアプラットフォームによってサポートされる。

デスクトップメタルについて

米国マサチューセッツ州バーリントンに本社を置く製造業の変革を促進する金属3D プリンタメーカー。

2015 年に先端製造業、冶金学、ロボット工学のリーダによって設立され、世界中のエンジニアや製造業の人々にとって金属3D プリンティングが必要不可欠なツールとなるように、スピード、コスト、品質面で比類なき挑戦を行っている。またDesktop Metal 社は、積層造形企業では過去最大となる総額2 億12 百万ドルの資金をシリーズD で調達している。

2017 年には世界経済フォーラムより「世界で最も有望なテクノロジー・パイオニア30 社」に選出、また『MIT テクノロジーレビュー』の「スマート・カンパニー50」にも選ばれた実績を持つ。

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