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3Dプリンティング関連企業Elementum 3D社、Sintavia社への出資―住友商事株式会社

3Dプリンティング技術は、複雑な形状の造形が可能であることなどを背景にさまざまな産業向けに実用化が進んでおり、現在注目されている技術だ。
今回記事では、5大総合商社の一角である住友商事グループが海外の3Dプリンティング関連企業へ出資を行っているとのことで、その詳細を紹介する。

住友商事グループが重要課題としている”マテリアリティ”とは

住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付けており、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていくとしている。

これから紹介する3Dプリンティング関連企業二社への出資は、6つのマテリアリティに当てはめると、地球環境との共生や、快適で心踊る暮らしの基盤づくりに分類されるとのことだ。

住友商事6つのマテリアリティ(住友商事公式Webサイトより引用)

3Dプリンティング関連企業への出資

金属3Dプリンティング用粉末を製造・販売する米スタートアップ企業―Elementum 3D

まず住友商事は今年の1月にセラミックを利用した金属3Dプリンティング用粉末を製造・販売する米国スタートアップ企業Elementum 3D, Inc、以下「Elementum 3D」)に出資した。衛星部品などの宇宙産業、自動車エンジンなどの自動車産業に既に販売実績がある同社は、金属粉末に特殊なセラミックを混合した製品を販売している。

同社の製品は、短時間の造形を可能とし、セラミックとの融合により密度が高まることで製品強度が大きくなるため、鍛造品と同等の機械特性を実現出来るのが特徴だ。住友商事グループとしては、将来的に成長が期待できる金属材料系3Dプリンティング市場に対して今後も積極的に注力していくとのことだ。

Elementum 3Dが製造する粉末(住友商事公式Webサイトより引用)

航空宇宙業界向けに強みを持つ3Dプリンティング製品製造企業―Sintavia社

また今月、住友商事は米州住友商事会社を通じて、金属系材料を用いた3Dプリンティング(積層造形)技術を持つSintavia,LLC.(以下「Sintavia社」)に追加出資した。同社は金属系材料による3Dプリンティング技術を保有し、特に航空宇宙業界向けに強みを持つ企業だ。また、航空宇宙業界において高い品質管理能力が求められる国際特殊工程認証制度(NADCAP)において、レーザー付加製造、電子ビーム付加製造および熱処理の工程認証を取得している数少ない企業でもある。

住友商事グループは、2018年にSintavia社に出資し、日本向けの代理店として試作品の開発などに取り組んできた。Sintavia社は航空宇宙産業向けの事業をさらに拡大する方針であり、住友商事グループは協業を通じてより大きなシナジー創出が見込めることから、今回の追加出資を決定したとのこと。

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