ソーラーカーレースで世界を目指す和歌山大学ソーラーカーチームが2023年10月にオーストラリアで開催されるBridgestone World Solar Challengeに出場します。新開発の車両ORCAに搭載される2つの部品は同チームはじめての取り組みとなる金属3Dプリンティング部品です。 開発プロジェクトでは応用技術株式会社の製造業向けサービス『toDIM』チームが技術協力をしました。和歌山大学ソーラーカーチームの学生代表と、技術サポートした応用技術のエンジニアたちがプロジェクトの舞台裏を語ります。
今回のイベントでは業務用3Dプリンター専門メディア「ShareLab」の編集者が登壇者にインタビューするトークセッション方式で開催します。AM実践のリアルに迫る公開取材にご期待ください。
「分厚い世界の壁を乗り越えるために、先輩たちから受け継いだ設計をさらに洗練させたい。ですが劇的な性能改善にはなかなかたどり着きませんでした」と和歌山大学ソーラーカーチーム代表の田所氏は語ります。
性能改善の壁を乗り越えるために、和歌山大学ソーラーカーチームはこれまでとは異なる設計手法、それを形にする3D Printing技術を使うことに挑戦しました。応用技術株式会社の技術支援を受けて、ジェネレーティブデザインや解析を使用した3D Printing部品を造形しました。
こうした問題は和歌山大学ソーラーカーレースチームだけの問題ではありません。部品最適化を実現するうえで通常秘匿されるシミュレーション条件の詳細に至るまで開示し、実施したシミュレーションドリブン設計を具体的に紹介します。
イベント視聴者も参加できるグループセッションを企画しております。金属AMによる部品製造に関心のある方、ジェネレーティブデザインに関心がある方、ソーラーカーに関心のある方などのグループに分かれて、登壇者と話ができる機会です。お気軽にご参加ください。