【名古屋】次世代3Dプリンター展（AM JAPAN名古屋）

東名阪で開催されるモノづくり業界向け大規模展示会『日本ものづくりワールド』の名古屋開催は、毎年４月ポートメッセ名古屋で行われている。
コロナ禍でここ数年展示会での情報収集を行ってこなかった企業も参加を見込んでいることだろう。
DMS（設計製造ソリューション展）と併設開催されることもあって、AM Japanは大きな注目を集めている。
東京ビッグサイトでの開催時は、展示会スペースをぐっとしぼったこともあり、会場は大いににぎわいを見せていた。
例年、名古屋・大阪会場ではつなぎをきた参加者も多く見受けられる。
参加企業、出展企業ともに現場色が強いため、期待も大きいところだ。

セミナーでの見どころはGEアディティブからマークフォージドに移ったトーマス・パン氏のわかりやすく熱量のあるセミナーと
群馬積層造形コンソーシアムを企画したミシュランのジャック・バボ氏の講演だ。
一足早く東京会場でおこなわれた展示では、マークフォージドはアルミを超える強度の炭素繊維配合樹脂の造形を可能にしたと講演でも触れた。
また大型の造形機のモック展示も行っている。素材が大きな役割を果たす現状においてかならずチェックしておきたいところ。

またミシュランタイヤは自社のタイヤ製造時の金型を金属AMで造形すると同時にフランス系サービスビューロやメーカーに資本を入れるなどAMに積極的に取り組んでいる。そんな中、ジャック・バボ氏は、群馬県に実機を触りながら活用を検討できる場を創設した群馬積層造形コンソーシアムの立役者として活動してきた。航空・宇宙・自動車産業の集積地で仕掛ける金属AMへの取り組みは、名古屋圏の企業にとっても参考になるだろう。

会期：2022年4月13日（水曜日）ー15日（金曜日）
会場：ポートメッセ名古屋
主宰：RX Japan
https://www.japan-mfg-nagoya.jp/ja-jp/about/am.html