『メイカーとスタートアップのための量産入門』出版記念講演 ~「プロトタイプ」から「商品」にステップアップするために大事なこと~
学研の「大人の化学」の中の人が語る小ロットものづくりの実際。書籍の中にはこういう壊れやすい構造はさけたほうがよい、中国の人とこういう交渉をおこなったなど電子工作ものを例にあげてわかりやすくかたられていた。(メイカーズフェアで買いましたが惜しくも公演は聞き逃したクチです。。)
日時:10月8日(火)19:00~21:00
場所:DMM.make AKIBA(東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル10F)
費用:2000円
主催:DMM.make AKIBA
概要:8月に出版された『メイカーとスタートアップのための量産入門』(オライリー・ジャパン)の刊行を記念講演。
小美濃芳喜氏は学研の「科学」「学習」「大人の科学」などの教育企画開発を手掛けた。
氏の40年間に及ぶ経験をもとに、原価計算、安全設計、金型知識、知的財産や法律知識、海外工場との交渉術まで、量産化のためのさまざまな知識を語る。
要事前申し込み。
https://peatix.com/event/1326693
「電子部品は調達して、外装や組み立てパーツは受注時に3Dプリンターで出力、アセンブリはお家で」、などの取り組みが
個人のメイカーにもスタートアップにも取り組みやすい時代になってきた。
しかし現実に行動する前に(している最中に)先人の知恵に学びながら手をうてたほうが良いに決まっている。
ロット1000なり2000なりのモノづくりを目指すにはうってつけの講演会。
教材として出版された本もあるので、振り返りやすいのもポイントが高い。
会場では、本書のサイドストーリーに登場する「ツインドリル ジェットモグラ号」の、商品化に至るまでのさまざまな段階のプロトタイプの展示がある。
試作段階から何度も修正を重ね、世に出せる「お金がいただける商品」まで漕ぎ着けた過程の“苦戦の痕跡”(小美濃さん談)を確認できるのは希少な機会。
PCBの修正過程など、通常は見ることのできない部分は実際にものづくりを志す人には勉強になること請け合いだ。
▼登壇者紹介
小美濃 芳喜(おみの よしき)氏
[プロフィール]
1952年生まれ、東京出身。日本大学・木村秀政研究室で人力飛行機storkの設計・制作(世界記録更新)。1976年渡米、RCAにて電子工学の修業。1985年、学習研究社(現・学研ホールディングス)に入社。1990年より、「科学」と「学習」や「大人の科学」シリーズの教材企画開発に携わる。2016年、企画室「オミノデザイン」を設立。技術顧問として活動。
[著書紹介]
(オライリー・ジャパン刊)
※会場では書籍の販売はございません。
▼スケジュール
19:00 小美濃氏ご紹介、書籍の紹介(オライリーより)
19:05 講演①:量産のための基礎知識
19:50 (休憩)
20:00 講演②:海外工場との交渉術&少量生産の極意
20:30 質疑応答Q&A
21:00 終了