SPECIAL
特集
2019年10月の3Dプリンター関連イベント
毎月なにがしかのイベントが開催されている3Dプリンター関連分野。
10月はイベントも多いので、情報収集、具体的な導入検討にはちょうどよいタイミングだ。
年内に担当レベルで情報収集して、上司を年明けのイベントに連れていく等の段取りも組みやすい。
ここでは大きめのものを中心にイベントを紹介していこう
関西次世代3Dプリンター展
関西で開催
3Dプリンター業界のプレイヤー20社以上の出展がある。大阪開催なので、関西以西在住の方も参加しやすいのは嬉しい。
セミナーが充実
自動車のスバルの3D活用を商品企画本部デザイン部部長の石井氏が紹介するユーザー企業側の事例紹介や、3Dシステムズ社の副社長フィル・シュルツ氏の世界中で加速する製造業のデジタル化事例の紹介は、デジタルファブリケーションと3Dプリンターの先進事例を把握できる格好の機会になるだろう。
日本HPの3Dプリンティング事業部事業部長の秋山仁氏のデジタルマニュファクチャリングに対するセッションでは、国内外事例と日本HPの支援内容が語られる。
やはり先進事例をどのように自社に取り組むかに関しては、パートナーとの議論を経ないと自社独自の事情を反映しにくいので、こうした機会に相性を見ておくのは有益だろう。
Markforged(マークフォージド)のアジア太平洋地域の担当副社長ベッド・ナラヤン氏の後援では、量産化を見据えた活用事例に焦点をあててプレゼンテーションがある。
造形材料や3Dデータ作成サービス、3DCADやDfAM関連企業の出展もあるので、データをどう整備し、どのように導入し、どう運用するかイメージを膨らませるための出会いが期待できる。
Solution Fair 2019
都内開催の大塚商会のハウスセミナー。FormLabs社のForm3L、NXE400などの実機展示と最新動向が紹介される。大塚商会らしく、身近で深刻なテーマ「省人化」に焦点をあてた切り口でのセミナーも予定されている。
ceatec2019であのカーボン社出展
CEATECはパナソニックが出展を手控えたように、電気電子部品やITに特化した展示会から、Iotを活用した次世代の社会や環境を具現化する要素技術の見本市に位置づけを変えている。
デジタル・エクスチェンジなど経営層が良く唱える言葉を具現化した未来を体感するためにはうってつけの展示会となっている。(概念的でよくわからないものを各社がどう描いているかを見るのも参考になるかもしれない)
そんな中で、モノづくりのデジタル化の例として、工場内の工作機械を生産システムと連動したり、一気通貫で管理する等のソリューションや3Dプリンターも展示されている。3Dプリンター関連でいうと、業界最大級の資金調達をアメリカで実現したカーボン社の実機が展示される。68億$の資金調達を実現した会社の製品を是非みたいという方はCEATECに足を運んでみてほしい。
3Dプリンティング技術の基本とその可能性について学ぶ
関東、中部、関西で開催される一般社団法人日本3Dプリンティング産業技術協会主催の啓蒙セミナー。
有料セミナーだけに内容は充実していて、ここまで注目されるようになった背景や技術要素、今後の活用の可能性に関して、わかりやすく解説するとのこと。
特に、他の工法との違い、試作への活用、生産設備への応用、ダイレクトパーツ生産の可能性に関しては、注目が集まるところ。
また実際に取り組む際の出力過程やどのようにデータを用意するべきか、どのような形式に対応しているかに関しても触れている。ジェネレーティブデザインや積層造形を前提としたデザイン手法に関しても触れられる見込みだ。
シェアラボでは3Dプリンターや3Dを活用したモノづくりに関するイベントやセミナーの情報を紹介していきます。
こんなイベントがある!という情報提供も広く募集してまいります(自薦・他薦を問いません)
下記情報提供フォームからお気軽にご連絡ください。