AM活用ベストプラクティス~JIMTOFでシェアラボが登壇
JIMTOF2024が2024年11月5日から10日まで東京ビッグサイトで開催される。そこで私たちシェアラボ編集部も講演枠をいただき日々の取材の成果の一端をご報告することになった。JIMTOFより2024年11月08日金曜日と2024年11月9日土曜日に2枠ご用意いただいているのでご紹介させていただきたい。
11月8日:ロボット自動化のAM活用ベストプラクティス
製造業にとって自動化は避けては通れない重要な課題だ。年間200社以上を取材する3Dプリンターの専門メディアShareLab(シェアラボ)がロボットや自働化に取り組む先進事例を紹介しながら、ロボット導入や自働化に取り組む際に3Dプリンターがどのように活用されているか紹介する。
マテハン時のワークの把持の確かさを高めるツメやハンドの内製化、ロボットアームや筐体を材料置換やラティス化などの設計変更で軽量化する、ロボットを内製化し改善を繰り返す、ロボットアームの先端にハンド以外にカメラやセンサーなどを設置するアタッチメントを内製化するなど参考になる事例をご紹介することを予定している。
https://www.jimtof.org/jp/evt_AM.html
11月9日:金属加工業とAMのベストプラクティス
年間200社以上を取材する3Dプリンターの専門メディアShareLab(シェアラボ)が金属加工業にとってAM技術はどんな位置づけなのかを具体的事例と共に紹介していく第一部と、実際にベストプラクティスを実践する企業の推進者をお呼びしたパネルディスカッションの2部構成でお届けする。
https://www.jimtof.org/jp/evt_apply
広島でロストワックスやMIMに取り組みながら鋳造加工を推進するキャステムは、さまざまな新規事業と並行して3Dプリンターを活用した型レス鋳造であるデジタルキャストに力を入れている。本社工場には数十台の3Dプリンターがならび基幹事業であるロストワックス鋳造による数モノへと上手くつなげる取り組みを行っているベストプラクティスだ。
愛知県でエアフィルターなどの製造に取り組む前田シェルは前田技研グループとして取り組むAM推進の中で、少量生産への対応に上手く3Dプリンターを活用している。やみくもに取り組むのではなく自社の課題に即した新技術の取りこみ方のベストプラクティスだと思われる。
一成モールドは燕三条地区で長年金型製作に取り組んできた実力派だが、金型を作ってきたすり合わせ技術などを活かしながらも、人と人をつなぐをコンセプトに新しい技術的チャレンジに積極的に取り組んでいる。企業規模に関係なく挑戦は可能であることを示すベストプラクティスだといえるだろう。
今回は企業規模もいま取り組んでいる課題も別々の三社の担当者に、これから3Dプリンター活用に取り組む企業のためのヒントを勉強させてもらうべく導入のきっかけや導入時の障害、乗り越え方、顧客の反応などを伺っていきたい。
https://www.jimtof.org/jp/evt_apply
2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。