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STL共有サイトのベータ版テスターを募集 ― Bambu Lab

MakerWorld 3Dモデルプラットフォーム

Bambu Labは新しいSTL共有Webサイト「MakerWorld」を開発し、ベータ版テスターの募集をSNS上で開始した。「誰もが3Dプリントを利用できるようにする」という使命のもと、3Dプリントを簡素化するための取り組みとして「使いやすい3Dプリンター」の開発に力を入れてきたが、それだけでは十分ではなかったとブログの中で語っている。(上部画像はMakerWorld 3Dモデルプラットフォームのイメージ。出典:Bambu Lab)

STL共有Webサイト開発の背景

多くの初心者は、モデルの検索、スライス、Gコードの転送などの課題に取り組んでいるが、適切な情報にたどり着くためには知識や経験が必要となる。情報格差や「サポートのしきい値角度」などの専門用語に混乱しているユーザーや新しいタイプのフィラメントに慣れていないユーザーを適切にサポートできる情報が求められていることがわかったという。

そのために、モデル作成者、ユーザー、フィラメントのメーカー、3Dプリンターの橋渡しとなる共同3Dモデルプラットフォームである「MakerWorld」を開発したとしている。

STL共有Webサイトは3Dプリンティングのエコシステムの中核に位置する

Bambu Labは、3Dプリンティングコミュニティには3Dモデルの作成者やそのモデルを利用して造形するユーザーだけではなく、印刷プロセスを深く理解している専門家の支援が必要だとしている。「壁をもう1つ追加する場合でも、ノズルの温度を10度上げる場合でも、完成後に笑顔になれるプリントを作成するには、専門家の指導が不可欠だ。」(同社ブログより)

そもそも多数のフィラメントを、たくさんのメーカーが製造しているが、個別のフィラメント向けの最適な設定値(プリセット)がなければ、品質の高い印刷は難しい。ユーザーコミュニティでよく上がる話題の一つがこうした特定のフィラメントについて設定値を尋ねる質問だ。

「MakerWorld」は、優秀なクリエイター、スライシング専門家、フィラメントのメーカー、消費者の力を統合するというコンセプトに基づいて構築されている。フィラメントの最適な設定値などのようなノウハウを共有する場になっていくことを目的としている。3Dモデルの流通だけでなく、造形準備を行う際のスライスのノウハウなど、印刷プロセスに関わるノウハウの共有を行うことで、利用者の敷居を下げ、拡大と活性化を図るとしているが、9月9日現在ではまだサイトの詳しい詳細は明らかにされていない。

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今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

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