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新宿に大型3D樹脂プリンターを活用したショールームを開設 ― 株式会社新潟タキザワ

幅4.2m高さ2.5mの大型3Dウォール。

株式会社新潟タキザワは、東京都新宿区において、2024年7月4日に新たなショールームを開設した。最新の大型3D樹脂プリンターを用いた店舗家具を展示し、同社の伝統的な木工技術と融合させたハイブリッド家具を提案する。また、自社内でのリサイクルシステムを導入し、環境に配慮したものづくりも推進している。(上部画像は幅4.2m高さ2.5mの大型3Dウォール。出典:新潟タキザワ社)

ハイブリッド家具の技術とその魅力

新宿ショールームには、大型3D樹脂プリンターを活用した様々な店舗家具が展示されている。木の温かみと自然の美しさを保ちながら、3Dプリンターによる精密な造形技術を活用することで、従来の手法では実現が難しかった複雑なデザインや細部まで再現することが可能となった。家具の強度や耐久性も向上しており、長期的な使用にも耐える製品が提供できるという。また、3Dプリンターの活用により、個別のニーズに応じたカスタムメイドの家具も容易に製作できるため、顧客の多様な要望に応えることができる。

ショールームには幅4.2メートル、高さ2.5メートルの巨大な3D壁面ウォールや、木と樹脂、ガラスを組み合わせた什器は、圧倒的な存在感と美しさを持ち、訪れる人々を魅了する。さらに、色鮮やかな壁面パネルや、環境に配慮したリサイクルシステムを活用した家具も展示されており、実際の店舗環境での使用をイメージしやすい構成となっている。

木+樹脂+ガラスのハイブリッド什器
木+樹脂+ガラスのハイブリッド什器出典:新潟タキザワ社)
色鮮やかな壁面パネル
色鮮やかな壁面パネル(出典:新潟タキザワ社)
新潟タキザワ社事業部ロゴ
新潟タキザワ社事業部ロゴ(出典:新潟タキザワ社)

環境に配慮したリサイクルシステムの導入

新潟タキザワ社は、環境に配慮したリサイクルシステムを自社内で構築している。3Dプリンターでの製作過程で生じる失敗作や端材を粉砕し、新たな材料として再利用することで、廃棄物の削減を実現。大量の廃棄物が発生する問題を解決し、持続可能な生産プロセスを確立した。具体的には、粉砕した樹脂材料を再び3Dプリンターで使用できる形に加工し、新たな製品の製作に利用するということだ。環境保護の観点からも非常に重要であり、企業としての社会的責任を果たす一環として評価されている。

自社内で完結するリサイクルシステム。失敗物や造形中に出た端材を粉砕し、材料として再利用することで製作過程における大量の廃棄問題に対応できる。
自社内で完結するリサイクルシステム。失敗物や造形中に出た端材を粉砕し、材料として再利用することで製作過程における大量の廃棄問題に対応できる。出典:新潟タキザワ社)

新宿ショールームは事前予約制で見学が可能

新潟タキザワ社は、新宿ショールームの開設を契機に、さらに多くの顧客に3Dプリンター技術を活用した家具の魅力を伝えていくことを目指している。

同社の新宿ショールームは、事前予約制で見学が可能である。見学希望者は、同社の公式ウェブサイトまたはInstagramから予約を行うことができる。ショールームには、実際に触れて確かめることができる家具や、製作過程を紹介する展示もあり、来訪者にとって有意義な時間を提供する。

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