3Dプリンター失敗作の頂点を決める「もじゃコン」が進化して第二弾開催へ-株式会社メルタ
2021年4月に開催した第一回、3Dプリンターの失敗作の頂点を決める「もじゃコン」が進化して帰ってきた。
前回はTwitter応募のみであったが、今回は実物部門を設けた2部制で展開。実物部門の入賞者には3Dプリンターなど含めた豪華景品も用意されるだけでなく、都内某所で優秀作品の展示会も行う予定。応募締め切りは2022年2月28日(月)。
大惨事に大賛辞を「もじゃもじゃコンテスト」
3Dプリンターを使ったことがある人ならだれもが通る「もじゃもじゃ」。
3Dプリンターはなんでも作れる魔法の道具でない。成功するまでには多くの失敗が積み重なっていく。3Dプリンターの場合、その失敗は一種の芸術のように出来上がる、それが「もじゃもじゃ」だ。今回はそんな失敗作を経験してもなお挑戦し続ける3Dプリンター利用者にフォーカスをあて、今後も3Dプリンター製作に挑戦し続けてほしい、という想いを込めて「大惨事に大賛辞を贈るコンテスト」である。
先にも述べたように、今回は二部構成となっており写真以外にも実物部門がある。さらに、実物部門の入賞作品は3月に都内で展示もされるため、「会いに行ける失敗作」としてより作品を身近に感じられるようになっている。
第一回もじゃコン入賞者
もじゃコンの面白さはその作品に込めた作者の想いにも個性があふれる点だ。ここで、 第一回もじゃもじゃコンテストの、応募総数120件の中から選ばれた入賞者の作品を一部振り返ってみよう。
【デカさ部門賞】 巨大化の果てに
おもちゃの恐竜を作るはずが、推定50~60cmの高さを誇る作品が誕生したとのこと。多くの作品の中でも群を抜いた大きさと、56時間にも及ぶ時間を経て完成した作品のボリューム感で選定された作品。
【最優秀賞】 すべてを制した「王」の誕生
3Dプリンターからあふれ出る規格外の大きさと、まるで川のように流れ出た黒く煌めく邪悪さあふれる雰囲気が、ラスボス感あふれる作品として選ばれた。
だれもがこのもじゃもじゃを作るために設計したのではない。しかし、出来上がった偶然の副産物だからこその面白さがある。中には完成品と比較した作品などもあり、そのビフォアーアフターをみると面影があるのがわかる。
各作品の詳細は以前ご紹介しているので気になる人ぜひご覧いただきたい。
≫ 3Dプリンターの失敗作の頂点が決定「もじゃコン」結果発表-株式会社メルタ
第一回同様、素敵なもじゃもじゃに会えるを楽しみに、続報があり次第またご紹介する。
株式会社メルタとは
2014年12月に設立された株式会社メルタは、秋葉原に拠点を構え3D技術で多くの人に独創的なひらめき与え、それをカタチにする企業である。標準3日で納品するプロ品質の3Dプリントサービス「3Dayプリンター」や、 品質の高い3Dデータをお求め安い価格で提供する「モデリー」の運営を通じ、3D技術を異なる領域に融合させて新たな価値を生み出している。
3Dプリンターの繊細で創造性豊かなところに惹かれます。そんな3Dプリンターの可能性や魅力を少しでも多くの人に伝えられるような執筆を心がけています。