【1/15(金)まで】TCT Japan、セミナーアーカイブ動画を公開中-経済産業省など
3Dプリンティング・アディティブマニュファクチャリング技術の活用促進をテーマに世界中でメディア・展示会・カンファレンスを展開する国際的ブランド、TCTが開催する国内イベントTCT Japanは、昨年2020年12月にリアル、オンラインの両方で開催された。
今回は展示会当日に開催されたセミナーが、インターネット上で期間限定公開されるとのことで、その注目の内容をご紹介する。
セミナーアーカイブ配信の概要
アクセスの方法として、まずTCT Japanの公式サイトに行っていただき、一番最初に出てくるページにセミナー聴講登録はこちら、のボタンがあるので、そちらを押していただければアーカイブされたセミナーを閲覧することができる。
有料セミナーをご覧になりたい方は、ご自身のクレジットカードを登録していただき、事前決済を行うことで閲覧が可能になる。もちろん無料セミナーもあるので、詳細については当該ページをご覧いただきたい。
またTCT Japan以外の同時開催された展示会の無料、有料セミナーも一覧に掲載されており、有料・無料の全セミナーを合わせると、公開されているセミナーの数は膨大である。適宜、材料・素材、環境・エネルギーなどテーマごとの絞り込み機能や、TCT Japanのセミナーを視聴したい場合は、上部に掲載されているロゴをクリックすることで該当箇所に自動でスクロールされる。気になったセミナーの講演者へコンタクトすることも可能だ。
配信期間 | 2021年1月13日 10時00分~15日 23時59分 |
聴講料 | 5,000円(税込/有料オンラインセミナー) ※5,000円にてすべての有料セミナーを聴講いただけます。 ※無料セミナーのみ視聴の場合は、事前決済は必要ございません。 |
お支払い方法 | 事前クレジットカード決済 |
注目アーカイブコンテンツ
「Kansai-3D実用化プロジェクト」の3D製造プロセス検証支援について―経済産業省 谷川淑子氏
グローバルで加速化する3D積層造形による量産化に対応するため、2019年1月に経済産業省近畿経済産業局と民間団体との連携により発足された「Kansai-3D実用化プロジェクト」。本セミナーでは、AM業界の産官学実施による好例である本プロジェクトの概要が紹介される。講演者は、近畿経済産業局入局後、製造産業課において「新素材CNF実用化ネットワーク」「プラスチック業界のIoT導入」など幅広いプロジェクトを推進してきた谷川淑子氏。
産官学の広域ネットワークを構築し、3D積層造形で実用化に挑戦する全国の約400社を超えるユーザーを支援対象企業として、装置導入、実用化開発支援を展開、さまざまな分野での「新たなモノづくりの変革モデル」の創出支援を展開しており、その1年間の成果と今年度の「3D製造プロセス検証」が講演される。
ロボティクスと3Dプリンティングで実現するコンタクトレスサービス―日本3Dプリンティング産業技術協会 常務理事 松岡司氏
近年、ロボティクスにおける3Dプリンティング技術の活用が顕著になってきたことを踏まえ、ロボティクスと3Dプリンティングの関わりやその活用事例が紹介される本セミナー。講演者はリコーに入社後、ソリッドモデラDESIGNBASE開発などを行い、日本3Dプリンティング産業技術協会に参加した松岡司氏だ。同氏は、AM業界の海外動向調査やセミナーの企画にも従事している実績を持つ。
例えば、従来工法で完成した部品では実現できなかった動きを実現できる点や、長い開発期間が必要であったロボットの開発工程において、3Dプリンターによるラピッドプロトタイプを活用し設計、評価、修正のサイクルを高速に回して開発期間を短縮するといった例が存在する。またコロナ下では非接触、コンタクトレスのサービスも需要が高まってきており、特に接触が発生する配膳サービスにおけるロボティクスの活用などの事例も紹介される。
関連情報
3Dプリンタ―の”先進っぽさ”を感じさせる作りに男心をくすぐられる毎日。さまざまな業界にて活用されるアディティブ・マニュファクチャリングの今をお届けします!最近のニュースは、鳥を飼い始めたこと。