未来創生3号ファンドが、合金設計および合金製品製造事業を展開するAlloyed社に対して投資

2024.12.10

スパークス・グループ株式会社（東京都、港区、以下、スパークス社）は、2021年10月に設立された「未来創生3号ファンド」において、英国法人Alloyed Limited（イギリス、オックスフォードシャー以下、Alloyed社）への投資（金額非開示）を実行した。Alloyed社はこの資金を活用し、金属3Dプリンター装置を利用した製造拠点の拡大および組織体制の強化に取り組むことで、「デジタルものづくり」の産業実装を目指している。（上部画像はスパークス社の未来創生3号ファンドのプレスリリースより。出典：スパークス社）

1 Alloyed社とは
2 「未来創生（1号）ファンド」「未来創生2号ファンド」「未来創生3号ファンド」とは
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Alloyed社とは

Alloyed社は、2017年に設立された英国オックスフォード大学発のスタートアップ企業である。同社は、オックスフォード大学における20年以上にわたる合金研究を基盤とした独自の合金設計シミュレーション技術や、金属3Dプリンター装置を用いた製品製造向けのソフトウェア開発技術を有している。これらの技術を活用し、合金設計および合金製品製造事業を展開している。

「未来創生（1号）ファンド」「未来創生2号ファンド」「未来創生3号ファンド」とは

未来創生（1号）ファンドは、スパークス社が運営者を務め、トヨタ自動車株式会社および株式会社三井住友銀行を加えた3社による総額約135億円の出資により、2015年11月から運用を開始した。その後、これら3社に加えて合計20社からの出資を受けるに至った。同ファンドは、「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、これらの分野における革新技術を有する企業やプロジェクトを対象に、米国、英国、イスラエル、シンガポール、日本の約50社へ投資を行った。

2018年下半期には、既存の投資領域である3分野に加え、新たに「電動化」と「新素材」を投資対象とする未来創生2号ファンドの運用を開始した。さらに2021年10月からは、2号ファンドの5分野に加えて「カーボンニュートラル」を新たに投資対象とし、スパークス社の子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社が運営を担当する未来創生3号ファンドの運用が開始された。

2024年10月末時点での運用資産残高は、1号、2号、3号ファンドを合わせて1,135億円に達している。

未来創生ファンドの投資実績についてはこちらをご覧いただきたい。