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FUJIとJ.A.M.E.Sがアディティブエレクトロニクス普及促進にむけたパートナーシップ契約を締結

エレクトロニクス3Dプリンター「FPM-Trinity」と造形された基盤/出典:FUJI社

電子部品実装ロボットの製造などを行う株式会社FUJI(愛知県知立市)が、ドイツのJ.A.M.E.S社とアディティブエレクトロニクスの普及促進のためのパートナーシップ契約を締結した。J.A.M.E.S社はAMEの開発を推進するために設立された企業である(画像はエレクトロニクス3Dプリンター「FPM-Trinity」と「FPM-Trinity」で造形された基盤/出典:FUJI社)。

アディティブエレクトロニクスとは

アディティブエレクトロニクス(AME)とは、3Dプリンティングの技法をエレクトロニクス分野に応用した手法のことを指す。

一般的なプリント基板は液処理で余った銅や樹脂を削り取って成型する「サブトラクト」の技法で製造される。それに対して、アディティブマニュファクチャリングは必要な場所に必要な材料のみを選択的に塗布するため、材料のロスを最少化できるのが特徴だ。

サブトラクトとアディティブエレクトロニクスの比較解説画像(出典:株式会社FUJI)
サブトラクトとアディティブエレクトロニクスの比較解説画像(出典:株式会社FUJI)

FUJI社のエレクトロニクス3Dプリンター「FPM-Trinity」

FUJI社では、基板の樹脂造形から回路形成、部品実装に至るまでを1台で行えるエレクトロニクス3Dプリンター「FPM-Trinity」を開発している。

データがあれば回路基板と筐体からなる電子デバイスを1台で造形できる。すべての工程を3Dプリンターで行うため、治工具も不要だ。データ投入から1日で製造まで完了する。3Dプリント技術により、必要な場所に必要な材料のみを選択塗布できるため、材料のロスや廃液を最小化にもつながる。

FUJI社はFPM-Trinityを利用した電子モジュール試作サービスを実施している。回路図と部品表があれば部品が実装されたモジュールの試作が可能だ。基板設計、造形、パターン印刷、部品実装を依頼でき、電子モジュールの設計までは費用がかからない。

FUJI社は、J.A.M.E.S社とパートナー契約を結ぶことで、FPM-Trinityを活用した新たなアイデアやソリューションの提案の機会を創出し、エレクトロニクス業界へのさらなるAME普及促進を目指していくとしている。

J.A.M.E.S社が運営する共同コミュニティは、関連メーカーとユーザーが集うリアルタイムコミュニケーションの場となっており、企業の垣根を超えた連携や知見の相互共有が可能だ。FUJI社はこのネットワークを活用して、市場とユーザーからの情報を取得し、FPM-Trinityの製品価値の向上と事業戦略への反映をしていく予定だ。

IoTの加速や、サステナビリティ社会の実現、開発サイクルの短縮化といった製造業界全体が抱える課題を解決する手段としてFPM-Trinityは今後ますます活用されていくことだろう。今後のFUJI社の動向にも注目していきたい。

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今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

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