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仕上げにアンティークな味わいを。塗料で異種素材間でも仕上げをそろえる特許を取得

3Dプリントした部品を研磨し表面を仕上げる際に、樹脂の場合も金属の場合も、塗装をどうするか考えなくてはいけない。例えばアンティークな風合いを活かした仕上げにしたい場合、参考になる仕上げ方法が発表された。 株式会社フロント は対候性のある鋼板に対する仕上げをしてきた経験から、塗料で各素材感の風合いをそろえる技術で特許を取得したと発表した。

各種金属部材に、塗料あるいは薬剤で生成した色層を研磨することで味のある仕上げにできる技術になったという。これは各種メッキ鋼板、耐候性鋼板、ステンレス、アルミ、銅、真鍮、チタンなど、どの金属でも適用でき、内装材や外装材としても広く利用可能だ。

通常は下地材として利用することの多い高耐食メッキ鋼板を、意匠性のある外装パネル・サッシなどに使用でき、ステンレス、アルミ、スチールなど異なる金属素材でも細部まで仕上のイメージを揃えることができる。金属だけではなく色調整と研磨模様の表現で、木材や石、レンガ、和紙など自然素材と仕上の風合いを合わせることができるので世界観を損なわない。

今後3Dプリンティングで造形するパーツが多様化する際に、仕上げの風合いも選択の自由度が増すことは、付加価値になる。造形だけではなく仕上げにも目を向けていきたい。

参考情報

編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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