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製造業関係者からも支持を集める廉価帯3Dプリンター「Guider」シリーズから新機種Guider3Plus登場

GUIDER3Plus

FLASHFORGEの日本総代理店であるAPPLE TREE株式会社が業務用3Dプリンター「Guider3 Plus」の予約販売を9/1に開始したことを明らかにした。Guiderシリーズは樹脂材料を利用するMEX方式(材料押出方式)の3Dプリンターで、フィラメント材料を熱で溶かしながら造形する。新機構Core-XY構造を搭載したことにより、250mm/sの高速印刷が可能となったほか、造形サイズは350×350×600mmに対応。最大320℃まで加熱可能なノズルを搭載しており、エンプラ素材の印刷にも対応しているという。廉価帯3Dプリンターの性能向上を感じさせる一台だ。

新機構Core-XY構造

Guider3 Plus は、X軸とY軸に工業用のリニアガイドレール、Z軸には直径16mmのリニアシャフトと16mm径のTBIボールねじを両側に搭載し、Core-XY構造 と名付けた。Core-XY構造の採用により、造形速度を上げても、正確な位置決めが可能となり、250mm/sの高速印刷が可能となった。出力も安定しているということだ。

エンプラ素材にも対応

最大320℃まで加熱できるノズルを搭載しており、エンプラ材料の造形も可能となっている。対応フィラメントはPLA/PETG/ASA/ABS/PC/PAの他、PLA-CF/PETG-CF/PA-CF など炭素繊維配合材料にも対応しており、大型モデル(最大耐荷重:30kgまで対応)の出力時に活用することも可能という。一般的な樹脂3Dプリンターの材料に関しては、初心者でもわかる基礎コンテンツとして樹脂| 3Dプリンターの材料をご用意しているので、こちらもご参照いただきたい。

乾燥剤入りフィラメント収納ボックス

Guider3 Plusの背面には密閉型フィラメント収納ボックスが2個内蔵されており、それぞれ1kgのフィラメントを収納できる。収納ボックスには温度計と湿度計が搭載されているため、フィラメント環境を正確に把握することも可能だ。シリカゲル乾燥剤が内側に配置されているため、湿度20%以下で最大5日間保存できるという。湿度が高い日本は造形品質に影響も大きい。開封した材料の保管に気を使わなくて済む点はうれしい改良だろう。

代を重ねるごとに性能進化をとげているGuiderシリーズだが、今回の Guider3 Plus は価格が発表されておらず見積をとる形になっている。APPLE TREE社のオンラインストアからの予約が可能だ。

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編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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