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日本3Dプリンター社がRaise3D最高峰の新機種の先行予約販売を開始

日本3Dプリンター社が高精度3Dプリンター「Raise3D(レイズ3D)」の最高峰の新機種「Raise3D Pro3」「Raise3D Pro3 Plus」、「Raise3D E2CF」の先行予約販売を2021年11月1日より開始した。正式発売は2021年12月1日の予定。

Raise3Dシリーズの特徴

Raise3Dは、中国に本社をかまえる低価格帯の業務用3Dプリンターメーカーだ。国内では、日本プリンター株式会社が総代理店を務める。日本3Dプリンター社によると、日本国内でのシリーズ累計販売実績は約2,500台(2023年2月時点)。低価格で高精度・高安定性を特徴としており、幅広い業界で高い評価を得ている。スタンダード樹脂や高強度樹脂など30種類以上の材料が対応可能で、試作から最終製品まで造形可能なハイエンド3Dプリンターだ。

Raise3D Pro3シリーズは最上位モデル

「Raise3D Pro3」と「Raise3D Pro3 Plus」は、Raise3D Proシリーズの最上位となる機種で、前機種「Raise3D Pro2」からのさまざまな構造変更により、製品のメンテナンス性、信頼性とユーザビリティはそのままに、使いやすさが大幅に向上した。

前機種よりエクストルーダーパーツの軽量化を行うことでヘッド負荷が軽減され、メンテンナンス性が向上、 加えてエクストルーダー周りの重心が最適化され寸法精度とスピード造形精度の向上に成功している。さらに、Z軸の剛性も向上したとのこと。

新型エクストルーダー
新型エクストルーダー(出典:日本3Dプリンター)

さらに、ホットエンドと呼ばれるFDM3Dプリンターにおいて、材料を溶融、吐出する部品が、カートリッジ方式に変更されている。これによりワンタッチで着脱が可能になった。

新型カートリッジ式ホットエンド
新型カートリッジ式ホットエンド(出典:日本3Dプリンター)

EVEインテリジェントアシスタントという新機能も搭載された、これはAIシステムにより、
機械トラブルを検出し、タッチパネル上でトラブルシューティングを表示、復旧アドバイスを行う新機能だ。定期メンテナンスの通知も可能で、学習機能も搭載している。

さらにドア開閉センサーを装着し、停電復帰機能と省電力モードもついている。停電復帰機能は急な停電で造形が中断しても、途中から始められる機能だ。

動画は日本3Dプリンターが公開している「Raise3D Pro3シリーズ」の製品紹介動画である。使いやすさやメンテナンス向上した特徴を実際の操作画面とともに紹介しているのでぜひご覧いただきたい。

Raise3D E2CFの特徴

「Raise3D E2CF」は強化繊維樹脂に特化したエントリーモデル。最新の炭化ケイ素セラミック(SiC)インサートノズルが装備され、デュアルギアエクストルーダーを搭載することで、より早く、安定してファイバー系の素材を吐出することが可能となった。
材料供給は専用のドライボックスケース内から行い、造形中の吸湿を防止する。

炭化ケイ素セラミック(SiC)ノズル
炭化ケイ素セラミック(SiC)ノズル(出典:日本3Dプリンター)

「ideaMaker」という独自開発の専用ソフトウェアが付属し、基本テンプレートから詳細設定までユーザーの使用環境によって変更が可能。3Dプリンター初心者から上級者まで幅広いユーザー層に対応している。停電復帰機能・省電力モードはPro3シリーズ同様に搭載されている。

こちらの動画も日本3Dプリンターが公開している製品紹介動画だ。実際の造形工程や、需要が高いカーボンファイバー素材で造形した製造物の紹介なども行っている。

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