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3Dプリントシューズの小ロット生産に採用されているFormlabsの最新3Dプリンター

Formlabs(フォームラブズ)」は、シューズメーカー「ニューバランス」と生産面で協業している。シェアラボニュースでもニューバランスの取り組みは何度かご紹介してきたが、2019年10月4日、次世代3Dプリンター展に出展中の同社ブースで直接お話を伺ってきた。(ご対応いただいたのは同社マーケティング部 部長 新井原慶一郎氏)

動画インタヴュー

Q:Formlabsの読み方を読者の方に紹介させてください。

フォームラブズです。日本の方はほとんど読めないのですが、是非この機会に覚えていただけると嬉しいですね。

Q:ニューバランスの3Dプリントシューズが9月末に発売されましたが売れ行きはいかがでしたか?

5分で完売したそうです。時期的に、生産には弊社のForm 3が使われているはずなので、サンプル品などを期待したのですが、回ってきませんでした(笑)

第一弾の「990 Sports」は事前の告知がほとんどなかったのに世界限定数がすぐ完売、第二弾の「 FuelCell Echo Triple(フューエルセル エコー トリプル) 」は生産数は公開されていませんが、ニューバランスさん側で大々的に告知をされたようでした。

Q:5分で完売ですか!すごい人気ですが、Form 3ではどこの部分を生産されていたんですか?

ソールの前半分、黒い部分です。おそらく3個ほどを一回で造形したと思います。これくらいの大きさであれば、数時間で造形できますね。

Q:同じ材料は入手可能なものですか?

この靴のために材料から開発しています。一般の販売はありません。

Q:Form 3は日本では入手可能ですか?

はい。アメリカでは2019年4月に発売され、7月から出荷が始まっています。日本では9月から受注開始しています。一台約63万円(税込み)です。材料はカートリッジにはいっており、1本で1リットルあります。

縦長の黒いケースのような箱がカートリッジ

Form 2発売から4年、大きく進化

大きいサイズのForm 3Lも登場。

Form 3の造形サイズは145mm×145mm×185mmだが、Form 3Lの造形サイズは約5倍の335mm×200mm×300mm。レジンカートリッジを2個装填することができるので、複数造形してもカートリッジを交換する回数は半分に抑えることができる。またForm 2と比べるとサポート材の除去が容易になるよう改良がくわえられており、サポート材の密度やサポート材のタッチポイントサイズ(直径)を削減、縮小している。

今後を見越して大きめの造形も視野に入ってくる方はこちらを購入すると良いだろう。

関連情報

>> Formlabs-Japan 公式サイト

編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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