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TCT Japan 2020 特集

2019年は3DプリンターとAM(アディティブマニュファクチャリング)が再度脚光を浴びた一年だった。
未成熟な3Dプリンティング技術が過大な期待とシビアな現場の要求水準によって、失望され失速したここ数年の状況がかわり、現場が使える技術として再度脚光を浴びはじめた。ガートナーの言うところの幻滅期の谷を抜け出そうとしている3D積層造形技術のおさらいと予習ができるのが、2019年12月から2020年1月にかけての産業展示会だと思う。

EOS


EOSというと、ドイツの金属3Dプリンターメーカーとして世界的に有名だ。しかしEOS自身が語る話を、直接聞いた人はまだ少ないはずだ。それもそのはず、EOSは30年以上の業歴を誇る老舗企業ながら、日本法人が設立されたのは2017年になってのことだ。 日本では総代理店の株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ社(以降、NDES)を通じて販売されてきた。なぜ日本法人を設立したのか。今後、何を提供していくつもりなのか。日本リージョナルマネージャーである橋爪 康晃氏にお話を直接伺ってみた。

データデザイン


株式会社データ・デザイン(以降、データ・デザイン)は機械加工、生産現場向けソフトウェア開発から出発した会社だ。CAD/CAM/CAEソフトウェア販売を拡大する中で、3Dツールの提供範囲を拡大させながら 航空機や医療機関向けのソリューションを展開し、近年ではAIやVRにも取り組んでいるという。 入口から出口までサポート 非常に幅広い活動をおこなっているが、何がデータ・デザインの強みなのか? 同社のセールスユニット マーケティングG マネージャー 今田 智秀氏にお話を伺った。

九州大学藤野研究室


2019年は造形材料メーカーの展示会での新しい展示が大幅に増えた一年だった。樹脂も耐熱性、絶縁性、導電性、生体適合性の高い樹脂が相次いで投入されたし、金属の鋼種も増えた。またセラミックスも具体的な取り組みが複数発表された。そんな中、透明度が高いガラスが積層造形の材料として利用できるという事で非常に高い関心を集めているのが今回ご紹介する九州大学藤野研究室の石英ガラスだ
非常に透明度が高く、耐熱性にも優れ、機械的強度も高い石英を自在に造形できる。今回のTCT Japan 2020で講演も予定されている藤野教授に石英ガラスの魅力、研究の経緯、これからの取り組みに関して伺ったのでご紹介したい。

VANLINKS/SNAPMAKER


今回、取材したVANLINKS株式会社(以下、VANLINKS )は2018年に設立した若い企業であるものの海外ブランドの日本正規代理店として、倉庫物流・販売・サポート・広告・マーケティング領域について幅広いソリューションを提供している。具体的にはIoT・AI関連製品及びスマートデバイスの輸入・販売・サポートや教育用機器・その周辺機器の輸入販売を行っている。
TCTにおいては、米国及び中国に拠点を置く3Dプリンタプロバイダー Snapmaker(以下、スナップメーカー)の 新型多機能3Dプリンターである Snapmakerシリーズを展示するということで、 VANLINKSのClara RAO氏にその強み・特徴を伺った。

金属技研


今回取材したのは、熱処理の受託サービス業を主力とする金属技研株式会社(以下、金属技研)だ。2013年とかなり早い段階から、積層造形の受託サービスをはじめている。当初は研究開発用途という事だったが、オバマ大統領の演説など産業界の関心の高まりに従い、本格的な造形受託サービスが始まったという。金属技研株式会社の増尾大慈氏にお話をうかがった。

AppleTree


Apple Tree社は大阪日本橋に本社をもつ3Dプリンター企画販売会社だ。中国の 3DプリンターメーカーFlashFordgeの日本総代理店として販売・サポートを行う一方、自社独自プリンターの企画製造販売も行っており、2012年10月に創業してから7年半の間で累計1万台以上の販売実績を誇る。その中でも直近1年の販売台数が3000台以上を占め、その多くがホビーユースではなく、ビジネスユースだという。TCT Japanでは驚きの廉価帯で金属3Dプリンター も販売開始するという楽しみなニュースもふくめ、代表の朴秀明氏にお話を伺った。

フュージョンテクノロジー


手ごろな価格で試してみる、というのは大事だなと再認識させてくれるのがフュージョンテクノロジーの3Dプリンターであり、受託造形サービスだ。数百万する高級機に対する廉価普及機をどう使いこなすか。性能と価格のバランスをみて、適用できるところで時間やコストを削減し、新しい取り組みに進んでいく実務的な折り合いを探すには幅広い情報収集が必要になる。

日本3Dプリンター


日本3Dプリンター株式会社(以下、日本3Dプリンター)に取材を行った。同社は3Dプリンターをはじめとした海外の価値のある最新技術を輸入し、日本の企業に提供及びコンサルティングを行う企業だ。同社の概要、その強み、3Dプリンター市場について取締役の高田 圭佑氏に話を伺った。

RPV


AMの良さを活かした設計を行うと、どうしても目視では確認できない構造にたどり着く場合がある。微細多孔の数を数えるわけにはいかないし、ゆがみを一目でみることはできない。密閉形状を都度破壊して内部を確認するわけにはいかない。そこで重要になってくるのが非破壊検査に対する取り組みと設計データとの突合だ。 株式会社 RPVはそんな非破壊検査のスペシャリストとして、自動車メーカー、航空機メーカーから支持されている専門会
複数のX線CT装置で計測したデータをいいとこどりして、設計データにぶつけるところまでサポートしているという。今回のTCT Japan 2020での見どころと合わせて、同社の活動を株式会社RPVの三島一夫氏に伺った。

丸紅情報システムズ


3Dプリンターの販売・保守、レンタル、出力サービスはその中の一つのソリューションだ。世界no. 1のシェアである3Dプリンターの大手、ストラタシス社の3Dプリンターを中心に27年にわたる販売・保守サポートを展開しており、同社3Dプリンターのアジア太平洋地域トップリセラーであり、国内累積販売台数は2,200台以上の実績をもつ。2019年からは同社の出資を受けているデスクトップメタル社の金属3Dプリンターの販売を開始した。TCT Japan 2020でもデスクトップメタル社の3Dプリンター 「Studio System+」 を展示するとのことなので、製造ソリューション事業本部 製造ソリューション事業本部 モデリングソリューション部の栗田 剛二郎氏にお話を伺った。

森村商事


森村商事は米ゼネラル・エレクトリック社のアディティブ製造部門、GE アディティブのグループ企業であるAdvanced Powders&Coatings, Inc.(以下、AP&C社)の販売代理店としての顔も持ち、今回はAP&C社の金属粉末をTCTで出展するという。今回は、そもそもAP&C社とはどんな企業なのか、その金属粉末にはどのような技術が使われているのかについて、同社の化成品事業部、機能性化成品部主任、中室正晴氏に話を伺った

カーペンターアディティブ


Carpenter Technology(以下、カーペンター・テクノロジー)は、創業130年を誇る米国の特殊金属に強みを持つ大手金属会社だ。航空宇宙分野などで採用されている特殊合金を強みにしてきた同社は、ここ数年、2億ドルを投じて金属AM用造形材料分野に強みを持つ企業群をM&Aしながら、Carpenter Additiveと呼ばれるビジネスユニットを拡大してきた。TCT Japan 2020ではCarpenter Additiveの中から、金属粉末の品質管理に強みを持つLPWテクノロジージャパン株式会社(以下LPW)が出展する。同社の工藤千雅氏に、日本での取り組みと出展の見どころを伺った。

ブルカージャパン


Bruker Corporationは各種の検査分析装置を製造販売している企業だが、中でも有名なのは前臨床用MRIの開発だろう。そんなBruker Corporationの日本法人であるブルカージャパン株式会社(以下、ブルカージャパン)は開設以来、すでに40年以上の歴史を持つ分析機器の老舗だ。今回のTCT Japan 2020では微細精密な非破壊検査が可能な、X線顕微鏡を主体に出展するという。編集部が取材に訪れたショールームでは整然と検査装置がならんだ近代的なオフィスだった。実際に稼働しているX線CT装置の中でX線事業部の島津雅彦事業部長にお話をうかがった。

SK本舗


今回取材を行った3DプリンターSK本舗(以下、SK本舗)は、 2018年6月に創業し、光造形方式の3Dプリンターと造形材料レジンの販売を行うと共に、自社独自でレジンの開発を行っている。彼らがなぜ3Dプリンターの世界に足を踏み出したのか。造形材料レジンの特徴とは。そして、TCT Japan 2020での見どころについて、SK本舗代表責任者の遅沢 翔氏にインタビューで伺った

Formlabs


SLA方式の弱点を克服!FormlabsのForm 3シリーズで導入されている新方式LFSを詳細解説

日立製作所


X線CT(コンピュータ断層撮影)というと、病院で治療のために撮影してもらうのが身近だが、産業界でもX線CTが活躍している事はご存じだろうか。30年前、種子島の国産ロケット重要部品の検査に用いられたのが開発契機という、日立製作所の産業用X線CT装置はその代表例といえるだろう。2020年1月29日から開催されるTCT Japan 2020に初出展する日立製作所のHiXCT(ハイエックス・シー・ティー)はそんなハイエンドなX線CT装置だ。今回は、日立製作所のヘルスケアビジネスユニット 汎用分析システム営業部の木村真輔氏に、お話を伺った。

徳吉工業


徳吉工業は新潟県燕市に拠点を置く、磨き工程の専門企業だ。新潟県燕市といえば燕三条と呼ばれ、古くから続く鉄製品が盛んな工業地帯であり、iPhoneの部品調達で一躍世界に名を馳せた。経営層の世代交代を経て、活きのいいモノづくり企業が集まっている、と近年注目を集めている、そんな燕三条エリアでの産業展示会燕産業フェアでも3Dプリントコンテストが開催されるなどAM(アディティブ・マニュファクチャリング)に取り組む企業の数も多く、AM業界の盛り上がりを見せている。

そのような環境下で、徳吉工業はAMで作られた部品の研磨を、スピーディーに研磨するサービス「BOXオーダー」を打ち出している。他に類を見ないこのサービスに関して、我々ShareLab編集部も以前から注目しており、今回2020年1月29日から開催されるTCT Japan 2020に出展されるとのことなので、代表の徳吉 淳氏に「BOXオーダー」の詳細、そして、TCT Japan 2020での見どころを伺ってきた。

ファソテック


3D-CAD/CAM/CAEの活用技術の向上と業務知見の蓄積に取り組みながら、自動車業界を中心とした日本の製造業を支援してきた株式会社ファソテック(以下、ファソテック)。同社は、Markforged社の3Dプリンターを日本で販売しており、その販売売上高はアジアでNo.1の実績を持つ。

今回はそんなファソテック社の強み、Markeforged社3Dプリンターの特徴、その導入先についてCAE & AM開発センター センター長の大橋 英一郎氏、ビジネス企画推進部マーケティング担当の平井 美穂氏にお話を伺った。

ヘガネスジャパン


はじめて名前を耳にする方のために、「ヘガネスジャパン」社について少しご紹介しておく。
ヘガネスは創業約220年、もともとは石炭採鉱会社としてスタートしその後、金属粉のパイオニアとして自動車産業や一般産業用に対して、材料提供を行ってきた。スウェーデンに本社を構え、世界75か国2,500社以上の顧客を持つ 世界最大の金属粉メーカーだ。3Dプリンター分野では、3DプリンターベンチャーのFCUBIC社を買収し、バインダージェット方式の3Dプリンターを開発し販売している。 また、自社3D プリンターを利用してサービスビューロとして受託製造を手掛けている。このほか、バインダージェット以外の方式の3Dプリンターにむけて金属粉の製造提供も行っている。造形材料、3Dプリンター、サービスビューロと一気通貫で積層造形に取り組むのは同社の大きな強みだろう。

JCD


来たる2020年1月29日(水)~31日(金)に、東京ビッグサイトにて開催される国内最大級の3Dプリンティング&AM技術の総合展「TCT Japan 2020」。海外では25年以上にわたり世界5カ国・地域で展開がされている著名なグローバルブランド “TCT” が日本で2回目の開催。今回はその公式メディアパートナーである私たちShareLab編集部が、 「TCT Japan 2020」の主催者である、株式会社JTBコミュニケーションデザインの山縣正弥氏に、直接その魅力についてお話を伺った。

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