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マレーシアの培養魚肉企業が2024年末までの工場開設を発表 ― Cell AgriTech


マレーシアのフードテック企業「Cell AgriTech」が、3Dプリンティング技術を活用した培養肉工場を同国のペナン市に建設することを発表した。2023年に着工を開始し、2024年末に完成する予定。総工費は日本円で約5億9,000万円を見込んでいる。

アジアでは現在、シンガポールを除いて培養肉の規制が明確化された国はないが、Cell AgriTechは2025年までに最初の製品をアジア市場に投入したいとしている。1gあたり約1円未満のコストでの培養肉生産を目指す(写真はCell AgriTechのサイトから)。

マレーシアのフードテック企業「Cell AgriTech」とは

Cell AgriTech社は、バイオテクノロジーで持続可能な食品製造ソリューションを提供しようと活動している企業だ。

同社の事業で注目するべきは、3Dプリンターによる培養肉、特にマグロやウナギといった魚肉の生産だ。培養肉は、一粒のゴマと同じ程度の大きさの細胞サンプルを成長ホルモンや抗生物質を使わずに育成する。清潔に保たれた育成環境で育てられるため、人獣共通感染症などの心配もない。

心理的な抵抗感の払しょくが課題

2023年3月に開催された第一回マレーシア培養肉会議で、Cell AgriTech 社の創立者であるJason Ng Chin Aik氏は「冷蔵庫で作られた氷は天然の氷ではなく人工の氷です。ですが冷蔵庫が普及して、人工氷ではなく氷と呼ばれるようになりました。養殖肉も同じです。いまは培養肉や人工肉と呼ぶかもしれませんが、遅かれ早かれ、氷と同じように肉と呼ばれるようになるでしょう」と展望を語った。


マレーシアでは、ムスリムの戒律に適した食材であることを認めるハラール認証や、その他の食品関連の規制を養殖肉製品にどのように適用するかを検討している。

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