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企業の枠を超えたエンジニアのものづくり場を開設-東京建物株式会社

東京建物株式会社(以下、東京建物)は、株式会社東京メイカーと提携し、「ものづくり」を通じた社会課題解決に貢献する場として「TOKYO IDEA EXCHANGE(トーキョー アイディア エクスチェンジ)(以下、TIEX)を開設した。(写真:TIEX工作室)

TIEX(TOKYO IDEA EXCHANGE)について

設立背景と目的

TIEXは、独立共同体のENGINEERS UNITED SOCIETYがエンジニアのために、製造業の本社が多く立地する京橋にものづくりに関わる企業や人の交流を促す拠点として設立した。

ENGINEERS UNITED SOCIETYは企業の枠を超えて、日本が世界に誇る「ものづくりエンジニア」が団結して、世の中の「困りごと」を解決し社会貢献することを目的として活動。すぐにでもビジネスに発展しそうな大きな「困りごと」ではなく、小さな、または中くらいな「困りごと」を解決するのが目的という点が特徴的だ。

そして今回、「世の中には、アイデアはあるのにモノが作れない」「どこに頼んでいいのかわからない」といった、ものづくりのさまざまなスタート地点にある困りごとや、日本のものづくりを取り巻く環境がシュリンクしているなどの現状に対し、世の中の「困りごと」を集める「場」として、TOKYO IDEA EXCHANGE (TIEX:東京アイデア交換所)をオープンした。

TIEXで注力する取り組み

TIEXでは、ENGINEERS UNITED SOCIETYのメンバーがダイアログできる部屋と、試作を造れるセミプロ仕様のものづくり装置作業場を提供している。

今後は以下の3つに注力し、世の中の困りごとを解決していく活動を推進していく。

(1)ものづくりコンシェルジュ
大企業では小ロッドで対応できないような課題や図面等が無く製作できないような課題に対して、解決策を提示しアイデアを実現するサービスの提供

(2)Engineers United Society
ものづくりを通じた社会課題解決のため、一流エンジニアが企業の枠を超えて集まるコミュニティを運営

(3)リーン・プロトタイピング
大企業やスタートアップ企業からの依頼に対して、約30社のものづくり中小企業ネットワークと連携し高度なプロトタイピングサービスを実施

 TIEXが、世の中の「困りごと」を発掘し、「ENGINEERS UNITED SOCIETY」が解決案を考えて、「ものづくり中小企業ネットワーク」が高度な試作や少量生産を行うという流れをつくっている。

TIEXの役割:TIEX公式サイトより引用

TIEXの活動実績

活動の一環として、企業の枠を超えた「エンジニア」が共創する場「Engineers United Society(エンジニアズ ユナイデット ソサエティ)」を組成するとともに、慶應義塾大学病院 感染制御部、橋本総業株式会社、TIEX の3 社で「コロナ対策機器(超軽量 飛沫感染防止BOX 型シールド)」を共同開発している。

開発の経緯

医療機関では、多くの医療機具を利用している中で不便に感じるものが多く存在する。大規模な医療器具であれば大企業が着手するものの、医療補助具のようなものの場合大企業では対応が難しく、医療関係者も誰に相談していいか分からないという悩みを抱えていた。

そんな「困りごと」を解決するため、コロナ感染が拡大する本年4月頃より橋本総業株式会社とTIEXが連携し、慶應義塾大学病院感染制御部から従来の飛沫感染対策の製品に関する相談を受け、開発を開始した。

製品の特長

重さは従来製品の約1/10 、落としても壊れにくい、繰り返しのアルコール消毒もでき、コンパクトに折りたたみ可能。医療関係者や患者にとって使い勝手がよく、従来より安価な価格設定で経済的なところが特徴的である。

医療現場では、日常利用する機器等に関する困りごとを相談する先がなく困っていたため、今回のような連携は素晴らしい取り組みだった。医療現場には今回のようなニーズが多数あるため、今後も連携していきながら、更に医療従事者が考える医療器具の試作作成のような取り組みに繋がればと考えている。

医療従事者からの声

今後も、「医療」×「エンジニアリング」の取り組み継続することで、コロナウイルスと戦う医療従事者の支援等の社会課題解決に貢献していくとのこと。企業の枠を超えたエンジニアの協同と、試作を造れるセミプロ仕様のものづくり装置として3Dプリンターを活用していく今後の活動に注目したい。

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シェアラボ編集部 | + posts

3Dプリンターの繊細で創造性豊かなところに惹かれます。そんな3Dプリンターの可能性や魅力を少しでも多くの人に伝えられるような執筆を心がけています。

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