2024年度 AMPIオープンラボ「金属3Dプリンタによるものづくりイノベーションの推進」
金属3Dプリンターの導入は新しい技術体系である上、高額な初期導入費用と運用費用で気軽にできるものではない。だが実際には肉盛り溶接という、ものづくり企業にとって馴染み深い技術の応用である方式も存在する。そう考えると今まで培ってきた技術の一歩外側の身近な技術であることに気が付く。
近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI) はこうした観点から金属3Dプリンターの導入によるものづくりイノベーションに焦点を当てたイベント「 2024年度 AMPIオープンラボ「金属3Dプリンタによるものづくりイノベーションの推進」 を2024年12月18日に開催する。
前半の講演会では、金属3Dプリンタの業界団体やメーカなどから講師をお招き、金属3Dプリンターの導入のメリットや、具体的な装置のイメージ、AMPIの関連する研究成果や導入を検討されている企業への包括的な支援について説明していく予定とのことだ。
予定されている講演は以下の通り。
To the NEXT Stage 応援します!あなたのものづくり | 一般財団法人 近畿高エネルギー加工技術研究所 専務理事 清水英樹 |
AM(3Dプリンティング)がモノづくりでの 新たなビジネスチャンスとなるのか? | 一般社団法人 日本AM協会 専務理事 澤越俊幸様 |
金属3Dプリンタの最新造形事例 | 伊福精密株式会社 代表取締役社長 伊福 元彦 様 |
AMPIにおける金属3Dプリンタに関する研究開発成果と 導入支援 | 一般財団法人 近畿高エネルギー加工技術研究所 研究開発部 次長 佐藤昌宏 |
ワイヤ・レーザDED方式金属3Dプリンタ「AZ600」の製品紹介 | 三菱電機株式会社 産業メカトロニクス製作所 レーザシステム部AMシステム設計課 山田湧太様 |
後半は登壇企業、協力企業の展示と、AMPIの活動に関するポスターセッション及び設備見学会を予定している。企業展示のブースでは、最新の金属3Dプリンタ技術を間近で体験できるだろう。またAMPIの活動に関するポスターセッションと見学会では、各担当者が活動の詳細や保有する各種設備について説明する。百聞は一見に如かずと言うが、造形サンプルや実践する担当者の肉声から学べる生きた情報を収集できる貴重な機会となっている。
正式名称 | 2024年度 AMPIオープンラボ「金属3Dプリンタによるものづくりイノベーションの推進」 |
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開催日時 | 2024年12月18日(水) 講演会 13:00~15:40 企業展示/ポスターセッション/AMPI見学 16:00~17:00 交流会 17:15~ |
開催場所 | 尼崎リサーチインキュベーションセンター 1F多目的ホール AMPI 研究棟、ものづくり支援センター棟 【アクセス】阪神電車 尼崎センタープール前駅または出屋敷駅から徒歩約10分 |
受講料 | 無料(交流会参加費:2,000円) |
定員 | 100名 |
受付状況 | 募集中 |
申込締切 | 2024年12月16日 |
申込先 | AMPIの公式サイトからお申込み受付中 【お問い合わせ】 (一財)近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI) オープンラボ事務局 TEL: 06-6412-7800 |
2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。