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海底井戸用の「チューブ・ハンガー・プロテクター」を3Dプリント

3Dプリントされたチューブ・ハンガー・プロテクター

ノルウェーの油田サービス企業のAker Solutions社は、海底井戸用の「チューブ・ハンガー・プロテクター」を3Dプリントした。海底井戸は石油とガスを生産する施設で、生産用のチューブは坑井に下ろされ、油圧・電気制御装置を備えたチューブハンガーで吊り下げられる。「チューブ・ハンガー・プロテクター」は、チューブの設置時にこれらの部品を保護する重要な役割を担うものになる。(上部画像は3Dプリントされた「チューブ・ハンガー・プロテクター」出典:Aker Solutions社)

3Dプリントで循環型経済に貢献

循環型経済とは、生産、共有、再利用、修理、リサイクルなど新しい方法を導入することによって資源を節約することをさす。Aker Solutions社とパートナー企業のAker BP社、F3nice社、Additech社は、これまで以上の循環型経済の実現に向けて、生産工程に廃棄物を加えることで資源を節約できる3Dプリントに着目した。

ノルウェーのトランビーにある、Aker Solutions社の作業場から回収したリサイクルスクラップを粉末状にし、それを混ぜたものを素材に海底井戸用の「チューブ・ハンガー・プロテクター」を3Dプリントしている。

F3nice社は廃金属の添加粉末への変換を担当し、Additech社が3Dプリントを担当。「チューブ・ハンガー・プロテクター」の造形には、敷き詰めた粉末材料の指定された部分にレーザービームや電子ビームを照射することで断面部分を焼結する造形方式である粉末床溶融結合(パウダーベッド)方式の3Dプリンターが採用された。

「チューブ・ハンガー・プロテクター」は通常、ステンレスを素材につくられ、その製造と輸送などに約237kgの二酸化炭素を排出しているという。今回のように3Dプリンターを用いて製作することで、1個あたりの二酸化炭素排出量は約34kgにまで削減される。

また、従来は製造や輸送を含めると約227kgの鋼鉄粉を必要としていたが、廃金属粉末の利用と、3Dプリンターの導入により約13kgの鋼鉄粉で製作できるようになった。脱炭素社会の実現に向けては、資源節約やリサイクル廃棄物の利用は非常に重要な要素となる。

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