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BMF社が新たに4,300万ドルの資金調達に成功

超微細加工に強みを持つ中国の3DプリンターメーカーであるBoston Micro Fabrication(以下、BMF社)が、新たに4,300万ドル(約58億円)の資金調達に成功した。今回の投資をまとめたのは中国の深センに拠点を置く有限ベンチャーキャピタル会社である深センキャピタルグループ株式会社だ。

今回得た資金は、マイクロエレクトロニクス、医療機器、光学・光製品、マイクロ流体、先端フロンティア研究など、小型化が進む分野での応用が期待されている分野で活用される見込みだ。BMF社は最終用途の精密部品に適合する、より高性能な材料の開発と最終製品の量産化実現を目指していくと発表した。(画像はBMF社の3Dプリンター。出典:BMF社)

超微細加工分野で成長を続けるBMF社

BMF社の最新3Dプリンター「microArchS230」-出典:BMF社

BMF社の最新3Dプリンター「microArchS230」出典:BMF社

BMF社の精密3Dプリントシステムの出荷台数は、過去1年間で前年比2倍以上となっているとのこと。BMF社は急速に高まる需要に対応するため、アメリカのボストンや中国の深センなどの都市に最新鋭の施設を増設している。

BMF社のCEOであるJohn Kawola氏は、「当社の事業は急成長しており、生産能力をさらに拡大するために新たな資金調達を行う必要があります。そして、BMF社の能力は、既に世界中のお客さまから認められています。 当社の設備は、他の3Dプリンターでは難しい部品を製造することができるだけでなく、従来工法では加工が困難な精密部品の製造及び量産化を実現することも期待されています。」と述べた。

BMF社の精密な3Dプリント技術

microArchS230による造形モデル「マイクロクイーン」-出典:BMF社

microArchS230による造形モデル「マイクロクイーン」出典:BMF社

BMF社製3Dプリンターの大きな特徴は、微細な製品の造形が可能な点だ。従来の切削加工や金型では難しい複雑で微細な構造も作成できる。BMF社の高精度3Dプリンターシリーズでは光学解像度が2㎛、加工後のサイズ差が±10㎛という加工公差を満たしている。さらには最小加工サイズは5㎛になっている。

先日、最新型の「microArch S230」が販売開始された。microArch S230については、ShareLabNEWSで詳しく取り上げているので、ぜひ参照してほしい。

BMF社、2㎛の造形が可能な3Dプリンターシリーズで最も高精度な新機種を販売開始
https://news.sharelab.jp/3dp-news/plastics-3dprinter/bmf-microarch-s230-220510/

先日、無線通信部品製造をリードするSunway Communication社とBMF社が、5G普及のためのアンテナ開発を目指し提携を決定した。ここで3DプリンターメーカーのBMF社が選ばれたのは、3Dプリンターを用いた精密加工技術だ。微細なものが精密に造形できることが、さまざまな分野で強力な武器になる好例といえるだろう。

微細加工と3Dプリンティングに関する関連情報

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