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独自のペレット式3Dプリンターでシューズを製造 ― ELASTIUM

NEW ERA OF 3D PRINTED FOOTWEAR

シューズ分野での3Dプリンター活用は多くの取り組み事例が存在するが、今回紹介するELASTIUMもその一つだ。アラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置く同社は、ペレット式3Dプリンターを使ってクロックスに似たシューズを限定1,000足で製造した。エラストマー系の材料が使われており、発泡剤をペレットに混ぜ履き心地を改良するなどの取り組みも行われている。

ペレット式3Dプリンターでクロックス似のシューズを製造

アラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置くELASTIUMは、3Dプリントシューズ「ELASTIUM-1」を1,000足の限定生産で提供している。

ELASTIUMはペレット材料をもとに造形する「unitruder」という3Dプリンターを利用しているようだ。クロックスの持つ軽さと履き心地を再現するためにエラストマー系の材料ペレットに発泡剤を追加し、軽く柔軟でクッションが効いた素材感を実現した。

製造に活用されるペレット式3Dプリンター「unitruder」(出典: ELASTIUM社)
製造に活用されるペレット式3Dプリンター「unitruder」(出典: ELASTIUM社

「裸足で履く際にクロックスレベルの柔らかさ、あるいは触り心地の良さを実現するためには、フォーム以外に選択肢はありません。ラティス構造は非常に有益で、回復力があり印刷時間を短縮できます。私たちが実際に使用するのは、発泡格子構造 (FLS) です」と、ELASTIUM創設者のRobert Karklinsh氏は述べている。

オンライン上で色やサイズを選択できるクロックスを強く意識した3Dプリントシューズ (出典: ELASTIUM社)
オンライン上で色やサイズを選択できるクロックスを強く意識した3Dプリントシューズ (出典: ELASTIUM社

内部に空気を含むことで密度が低くなる。つまりコストパフォーマンスも改善できる。ELASTIUM によるとペレットを「1kgあたり7ドルで購入できる」とのことだが、TPUやPUのコストに比べると数分の1程度になっていると想定される。

熱可塑性素材だけで製造された3Dプリントシューズはリサイクルを考えた際も優位性がある。接着剤も利用していないし、異なる素材を分離する必要もない。細かく裁断し、押出機内でバージン素材と混合されて、新しいスニーカーの材料にリサイクルできるからだ。

受注も製造も自動化。今後はマス・カスタマイゼーションにも意欲

オンラインで受注し、3Dプリンターで造形する。ほぼ自動化できる仕組みを作っているという点もアピールしているELASTIUM。将来的には購入者の足をスキャンして最適な形状のシューズをマスカスタマイゼーションすることも視野に入れているという。

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