PFU社が自社製キーボードのキートップ3Dデータを公開
PFU株式会社(石川県かほく市)は、自社で開発・販売するキーボード「HHKB Studio」のキートップ3Dデータを公開した。このデータを用いることで、ユーザーやサードパーティー企業がオリジナルのキートップを作成できるようになる。
また、ダウンロードしたデータをもとに作成したオリジナルのキートップは、PFU社が提示する使用許諾条件に基づいて販売が可能だが、提供する3Dデータそのものおよび、ダウンロードしたデータを加工して作成した3Dデータの再配付は禁止されている。(上部画像はPFU社のキーボード「HHKB Studio」出典:PFU社)
「HHKB Studio」の特徴
HHKBシリーズの共通の特徴としては合理的なキー配列とコンパクトなサイズ感が挙げられる。たとえば、他のキーと組み合わせて使用することが多い「Controlキー」は「A」の左、「ESCキー」は「1」の左というように、他のキーボードにはない配列となっている。合理的なキー配列により、ホームポジションから動かさずにほとんどすべてのキーが打てるという。
「HHKB Studio」独自の特徴としては、キーボード中央にカーソル操作が行えるポインティングスティックが、スペースキーの下にマウスボタンが搭載されていることなどが挙げられる。従来のマウス操作のようにキーボードとマウスを持ち替える手間がなく、手を移動させずにカーソル操作ができる。
「HHKB Studio」の公開データ
- 「HHKB Studio」英語配列キートップ3Dデータ(キー数:60)
- 「HHKB Studio」日本語配列キートップ3Dデータ(キー数:69)
- 「HHKB Studio」マウスキートップ3Dデータ(英語配列、日本語配列共通)
上記内容について、それぞれOBJ形式、STL形式、STEP形式でダウンロード可能だ。
公開されたデータは「HHKB Studio」専用のものであるため、HHKB Professionalシリーズには使用できない。
3Dデータの関連記事
今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。
国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。