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アディダスがリサイクル素材で作られた最新3Dプリントシューズを発表

adidasの3Dプリントシューズ「4DFWD」

スニーカーをはじめとしたスポーツグッズメーカーのアディダス(以下、adidas)が、3Dプリント技術が用いられたスニーカーシリーズの最新作に、リサイクル素材で作られたアッパーを採用した。(画像はadidasの3Dプリントシューズ「4DFWD」 出典:adidas社)

3Dプリント技術を積極的に採用するadidas社

adidas社は、これまで他のブランドに先駆けて積極的に3Dプリント技術を自社製品に採用してきた。現段階で既に、100万個以上のスニーカーのミッドソールが3Dプリントされているという。ランニングシューズが接地する部分をアウトソール、靴の中敷きをインソールと呼ぶが、ミッドソールはそれらの中間にあたる部分だ。

adidas社は3Dプリント技術を用いたスニーカーとして、これまで「4D Futurecraft」と「AlphaEDGE 4D」の2つの4Dシリーズをリリースしてきた。それら2つに続く最新ラインの「4D FWD」は、東京オリンピック2020において金メダルを獲得した選手が日々のトレーニングで愛用しているなど、スニーカーの性能にも注目が集まっている。

4DFWDの生産量は、adidasの3Dプリントシューズとして、これまでで最大規模のものになると予想されている。

adidasの4Dシリーズシューズは、新作が発表されるごとに革新性を増している。2022年6月に発表された4D FWDの最新作となる「ウルトラ4D FWD」は、従来通り、ミッドソールは3Dプリントされたものを採用しつつ、着用者の足の甲を覆う部分であるアッパーの素材として、リサイクルプラスチックと、リサイクルポリエステルが50%ずつ使われている。

白いミッドソール部分が3Dプリントで作られたもの 出典:adidas社
白いミッドソール部分が3Dプリントで作られたもの 出典:adidas社

今回採用されたリサイクルプラスチックは、パーレイ・オーシャン・プラスチックと呼ばれるものだ。これは海洋汚染を防ぐために、離島や海岸、海沿いで、海に流入する前に回収したプラスチック廃棄物をアップサイクルしたものになる。

業界のリーディングカンパニーとなるadidas社

adidas社がリサイクル素材をアッパーに用いたことは、これまでの同社のプロジェクトでの採用事例が活かされている。3Dプリント技術を用いてスニーカーを作成するだけにとどまらず、消耗品である靴に環境面を配慮した工夫を凝らすことで、業界としての新たな流れを生み出すことにもなるだろう。

3Dプリントシューズ「4DFWD」-出展:adidas社
3Dプリントシューズ「4DFWD」-出展:adidas社

3Dプリント技術は医療や建築、そしてadidas社のスニーカーのような身近な消費財に至るまで、さまざまな業界で注目され、導入が進められてきている。

3Dプリンターによる大量生産が進み、3Dプリント製品がより身近なものになる未来は遠くないだろう。そのような中で、やはり業界を牽引していくのは、以前から3Dプリント技術を採用している大手企業に他ならない。

今後もさまざまな業界の動向に注目していきたい。

関連情報

今回の記事に関する内容として、ShareLabNEWSでは、すべて3Dプリンターで作られたスリッポンや、3Dプリンティングフットウェア製品の今後の市場規模予測なども紹介している。そちらにもぜひ目を通してほしい。

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国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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