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日本初の3Dプリンター住宅タウン実現を目的とした資本業務提携を開始

セレンディクス社の3Dプリント住宅

3Dプリント住宅メーカーのセレンディクス株式会社(兵庫県西宮市)は、不動産関連企業のヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社(大阪府大阪市中央区)と日本初の3Dプリンター住宅タウン実現を目的とした資本業務提携を2023年12月15日から開始したことを発表した。両社は既に同年8月21日「世界最先端の住宅開発に関する基本合意書」を締結しており、今回の資本提携を通じてさらに関係性を深くする。(上部画像はセレンディクス社の3Dプリント住宅。出典:セレンディクス社)

今回の資本業務提携について

ヤマイチ・ユニハイムエステート社は、「街づくり」と「地域の活性化」をミッションに掲げ、1989年の設立以来34年にわたり「土地の価値を最大化する」ビジネスを展開、常に「土地」を起点とした発想で、それぞれの立地特性や社会経済情勢の変化に応じた建物利用を企画し、土地の長期的な経済価値が最大化する開発を進めてきた。

セレンディクス社は、2022年3月に日本初の3Dプリンター住宅「serendix10(スフィアモデル)」を23時間で完成させたことを皮切りに、2023年5月には長野県佐久市にて、一般販売棟第1号であり商用初となる佐久棟(serendix10)、同年7月には日本初の二人世帯向け3Dプリンター住宅「serendix50(フジツボモデル)」を愛知県小牧市に竣工した。

また、同年10月には「serendix10(スフィアモデル)」の購入者向けに、三井住友海上社による火災、風災、水災などに対する損壊補償サービスも開始している。 セレンディクス社は 、目を見張るスピードで、着々と3Dプリント技術によって、価格の高騰をはじめとした住宅課題の解決への道を進んでいるといえるだろう。

セレンディクス社の沿革
セレンディクス社の沿革(出典:セレンディクス社)

今回のセレンディクス社とヤマイチ・ユニハイムエステートの資本業務提携は、両社の関係性をより深くさせることで、3Dプリント住宅技術の確立や住宅不足、価格高騰化、ワークライフバランスの両立といった社会課題の早期解決を目指し、次世代のスマートシティデザインに取り組んでいくものだと発表されている。

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