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赤ちゃんの“頭のゆがみ”を矯正するヘルメット「Qurum」を導入 ― 大阪府済生会吹田病院

クルム

赤ちゃんの“頭のゆがみ”を矯正するヘルメット「Qurum(クルム)」が、大阪府済生会吹田病院で治療用具として採用された。「Qurum」は株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが開発したヘルメットで、 3Dプリンターで製造している。累計11,000個以上の製造実績を誇る 。

、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科など複数の専門医から監修を受け、日常にとけこむデザインを目指して開発した日本製ヘルメットで累計11,000個以上の製造実績を誇る。2021年2月に医療機器承認を取得している。

「頭の相談外来」「頭のかたち外来」を開設

赤ちゃんの頭のかたちは、親にとっては大きな関心事だ。初産や多胎妊娠などで子宮の中が狭い場合や、逆子で外部からの圧力を受けやすい環境にあると母親の胎内にいるときから頭のゆがみが生じる。また出産時に難産で赤ちゃんが長時間産道に頭を挟まれてしまって頭がゆがむこともあれば、吸引分娩で引っ張られることでゆがみが生じることもありうる。生後も、寝ているときに左右どちらかに傾いていると常に同じ面がベッドや布団に接する状態が習慣化してしまう場合やいつも同じ向きで抱っこしていたりする場合も向き癖がついてしまい、頭のゆがみにつながることがある。

とかく骨格が柔らかい赤ちゃんは、頭の形が歪みやすい。もちろん、頭のかたちには“正常”も“異常”もないため、頭のゆがみは病気ではない。だからこそ、赤ちゃんの頭のゆがみを相談されても、真摯に向き合う小児科医は少ないのが現状だ。

大阪府済生会吹田病院は、「赤ちゃんの頭のかたちに悩んでいる方々の受け皿になりたい」という思いから、「頭の相談外来」と「頭のかたち外来」を開設した。「頭の相談外来」は保険診療で、赤ちゃんの頭のかたちが気になる方の悩み相談に応じている。「頭のかたち外来」では、治療を希望する方を対象に、必要に応じて矯正用ヘルメットによる治療を行っている。

赤ちゃんの頭の歪み矯正ヘルメットを3Dプリンターで製造

従来の矯正用ヘルメットでは、製作時に“見栄え”についてはあまり配慮されてこなかった。その点に着目して開発されたのが、 株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが開発した 矯正用ヘルメット 「Qurum」 だ。

「Qurum」は、脳神経外科・小児科・新生児科・小児外科・形成外科など複数の専門医から監修を受け、日常にとけこむデザインを目指して開発された。2021年2月に医療機器承認を取得しており、2023年3月時点で類型11,000個以上の製造実績を誇る。

頭蓋矯正ヘルメット クルムの3D画像
「Qurum」 のデザイン設計 出典:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー

「Qurum」 は3Dプリンターで造形されており、強度と軽さを両立した構造を実現しているヘルメットだ。 首が座っていない低月齢から装着できるように設計されている。一人ひとりの頭のかたちに合わせたオーダーメイドで、デザインやカラーも日々の生活にフィットするように配慮されている。

ヘルメット内部には、手術台でも利用される特殊なクッションフォームを採用しており、高い通気性で、ムレにくいように配慮されている。ヘルメットシェル・クッション自体も水洗いができ、常に清潔な状態を保てるという。

赤ちゃんの頭のかたちが気になる方の受け皿になりたい

大阪府済生会吹田病院・小児科課長の小川哲 氏によると、矯正ヘルメットによる治療は大阪をはじめとする西日本ではあまり普及しておらず、全国規模でみても大学病院か開業医の一部でしか治療が実施されてこなかったという。

一方で、赤ちゃんの頭のかたちに関する悩みを抱える方は多い。吹田病院は「頭の相談外来」と「頭のかたち外来」を通して、我が子の頭のかたちに悩んでいる方の受け皿になることを目指す。

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ShareLab NEWSでは、過去にも「Qurum」に関するニュースを取り上げている。興味のある方は、以下の記事もぜひご覧いただきたい。

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