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3Dプリンター製イヤホンが日本に上陸!―株式会社Olympus Mons

株式会社Olympus Monsが3Dプリンター製イヤホンEPZ S350Tが日本に上陸する。
IPX7完全防水等級TWSイヤホンEPZ S350Tは、半導体大手 QUALCOMM社の最新チップセットQCC3026を搭載しており、安定したBluetooth接続とリッチな音質を楽しめるのが特徴だ。今回は、同製品に用いられている技術や、3Dプリンターが用いられている箇所をご紹介する。
(写真は、同社のクラウドファンディングページより引用)

Bluetooth接続が安定しており、スムーズな再生を楽しめる

クアルコムは、移動体通信の通信技術や半導体の設計開発を行うアメリカの企業だ。同社の子会社であるクアルコム・グローバルトレーディングは、Bluetoothの高音質化コーデックテクノロジーで知られる「APTXの開発元で知られるCSR社の買収している。

同イヤホンには、CSR社の技術が用いられており、イヤホンに搭載されているクアルコムチップ「QCC3026」はTrue Wireless Stereo Plusというシステムを備えており、右耳には右側の音声を、左耳には左側の音声をそれぞれ送信することで接続安定性を保つことができる。
これによって、都内の駅や大きな交差点などBluetoothの接続が途切れ、音楽再生がガタガタになりがちな場所でも、スムーズな再生を楽しむことができる。

同イヤホンは、さまざまな色を取り揃えている。
(写真は、同社のクラウドファンディングページより引用)
コンパクトなデザインも特徴だ。(写真は、同社のクラウドファンディングページより引用)

同製品の魅力―3Dプリンターによる造形や左右で異なる機能

3Dプリンターが用いられているのは、イヤホンのデザインの大きな部分を占めるシェルの部分。耳にピッタリとフィットするよう設計されていることが特徴だ。3Dプリンターの特長である、義肢など医療分野でボディフィットを意識した造形に長けている点を活かしている。以下の写真で、3Dプリンティング技術を用いる場面を含む具体的なイヤホン制作工程をご覧いただくことができる。

また同イヤホンが、左右で別々の機能を持っていることも注目していただきたい。右のイヤホンをタップすると次の曲へ、左のイヤホンをダブルタップすると前の曲へ曲送りができるだけでなく、二秒押し続けることで音量の上げ下げもできる。その他、三回タップでスマホのAIアシスタントを呼び出すことも出来る優れものだ。

(写真は、同社のクラウドファンディングページより引用)

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シェアラボ編集部

3Dプリンタ―の”先進っぽさ”を感じさせる作りに男心をくすぐられる毎日。さまざまな業界にて活用されるアディティブ・マニュファクチャリングの今をお届けします!最近のニュースは、鳥を飼い始めたこと。

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