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DMMの3Dプリント受託造形サービス「DMM.make 3Dプリント」のサービス会員登録者数が19万人突破

東京都港区に本社を構える合同会社DMM.comが2013年に開始した3Dプリントの受託造形サービス「DMM.make 3Dプリント」において、2022年8月にサービス会員登録者が19万人を突破したことが発表により分かった。(画像はDMM.make 3Dプリントのロゴ 出典:DMM.com社)

DMMの3Dプリント受託サービスについて

DMMの3Dプリント受託サービス「DMM.make 3Dプリント」は、個人法人を問わず、オンラインでDMMに直接3Dプリントを依頼できるサービスだ。3Dデータからの造形はもちろん、実物の3Dスキャンや、図面や写真、イラストなどを基に、3Dデータの製作代行も依頼できる。また、3Dモデルを作製するだけでなく、3Dデータを出品して造形物を販売できる「クリエイターズマーケット」も運営している。

使用可能な3Dプリンターの一例 出展:DMM.com社

使用可能な3Dプリンターの一例 出典:DMM.com社

現在は使用可能な産業用3Dプリンターが12種、素材が27種あり、作製したいものに合わせて適した素材や3Dプリンターでの造形が可能だ。ラインナップされている3Dプリンターには医療や飛行機、自動車の部品開発などに用いられるほどの高性能なものが揃っており、精巧なモデルが造形できる。住宅模型の3Dプリンターでの造形など、3DCADで設計されるデータをうまく活用する用途提案やモノづくり企業の紹介にも積極的だ。

DMM.make 3Dプリントの成長の背景

サービス開始から約10年で会員登録者数が19万人に達した背景には、DMM.make 3Dプリントのサービスとしての強みだけでなく、3Dプリント業界全体の活発化も挙げられる。

近年、3Dプリントが社会に浸透してきたことで、3Dプリンターの活用が製品の生産やプロトタイプ作製の手段の1つとなった。DMMには、ここ数年で法人からの問い合わせが増加しており、大手メーカーや製造業、小売、医療、学校などさまざまな業界で取引が始まっているようだ。

DMM.make-3D-PRINTの特徴 出展:DMM.com社

DMM.make 3Dプリントの特徴 出典:DMM.com社

DMM.make 3Dプリントの大きな強みとしては、大きく「業界最安級の価格設定」・「最短3日で納品」・「業界最大級の素材ラインナップ(27種類)」の3つが挙げられる。また、オンライン上で素材の選択から造形依頼までできる気軽さも利用者を伸ばしてきた要因といえる。

DMM.make 3Dプリントの今後の展開

今後は、増加するユーザーや問い合わせ、量産要望に応えるため生産体制を強化していくとし、「量産時の特別法人割引」も用意すると発表があった。また見積もりもより簡易に行える仕組みをリリースするなど利便性を向上させることで、日本中から1万個以下の量産を巻き取っていくというヴィジョンを提示している。

ShareLabNEWSではこれまでDMMの3Dプリント事業について、いくつか取材を行っている。以下のリンクにまとめてあるので、そちらもぜひご覧いただきたい。インターネットを活用してモノづくりを変えようとするDMMの取り組みに関して再発見があるかもしれない。

https://news.sharelab.jp/?s=DMM

3Dプリンター活用の生態系の成長とサービスビューロ

DMM.make 3Dプリント事業は、世界的な企業が最終部品製造に利用している3Dプリンターや材料を、インターネットで注文すれば利用できるサービスだ。本来最終製品とできるほど高性能なものを、3Dプリンターで量産するとなると、3Dプリンターを自社保有するには資金面で大きなハードルがある。数千万単位の初期費用だけでなく、高品質なモデルを造形するために、高性能な3Dプリンターを使用するとなると素材費やメンテナンス費も高額になるため、運用費用は年間で30%から50%程度かかる。量産のために複数台所有するとなると、さらに大きな費用が必要だし、専用のオペレータを抱えておく必要もある。

こうした最終部品製造を実現できる装置、運用環境を備えた外部の協力工場に委託することは、分野を問わず一般的に行われている。DMM.make 3Dプリント事業は、面倒な委託先探しの手間を省き、だれもが利用できるようにした。そのインターネット経由で注文できる通販型のスタイルが、19万人という多くの利用者層を開拓している。

B2Bメインで受託製造を行うサービスビューロはDMM以外にも頭角を現している企業が存在する。樹脂造形でいえば、八十島プロシード、JMC、YOKOITO、リコー、Bfull、金属加工でいえばNTT XAMテクノロジー、JAMPTなど複数社が挙げられる。オンラインでの造形受託分野ではDMMの他にカブクなどが存在するが、今後はさらにオンラインでのサービス提供を行う企業は増えるだろう。

多くの産業用3Dプリンターを所有し、造形の受託事業を行う企業はすでに存在している。今後もほかの工法ですでに製造や加工を行っている企業が3Dプリンターを導入し、顧客に提案するようになることで、すそ野は広がっていくことだろう。

ShareLab NEWS

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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