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Velo3Dが2023年の第2四半期決算を発表

VELO3D社の決算資料

アメリカの金属3DプリンターメーカーのVelo3D社が2023年の第2四半期決算を発表した。Velo3D社の2023年第2四半期の売上高は2,510万ドル(約37億円)で、前年同期の1,960万ドル(約29億円)から28%増加した。

経常収支は2,320万ドルの赤字で、第1四半期の3,620万ドル(約53億円)の赤字に続き、2四半期期連続での赤字となった。(上部画像はVelo3D社の決算資料。出典:Velo3D社)

需要増も収益予測は下方修正

Velo3D社の第2四半期はこれまでにない量の新規顧客注文を記録し、多様な業界にわたるパイプラインの成長とともに終了し、業界をリードするテクノロジーに対する需要は依然として強い状況にあるとしている。2期連続の赤字が続いているものの、売上高の増加や赤字の縮小に成功しており、経営状況は好転しているといえるだろう。

調整後のEBITDAは1,750万ドル(約26億円)の赤字だったが、前年同期の1,980万ドル(約29億円)の赤字から縮小している。

Velo3D社のCEOであるBenny Buller氏は第2四半期の業績について、以下のようにコメントしている。

「当社の第2四半期の業績は世界的な拠点を拡大、効率化への取り組みを通じて製造サイクルタイムを改善し、コストを慎重に管理したことによる堅実な実行を反映しています。特に、当社は世界の宇宙産業への優先サプライヤーとしての主導的地位を維持しながら、防衛分野での存在感を拡大し続けました。

しかし、これらの前向きな需要傾向にもかかわらず、第2四半期は主に特定の予約注文の遅れで計画を下回り、下半期の収益予測に影響を与えることになります。運用面では、当社の製造サイクルタイムは改善し続けています。生産プロセスにおけるスケールメリットが実感できるようになりました。 この規模に加え、材料費と製造効率の継続的な改善により、当社は第2四半期の粗利益を改善することができました。 また、当社は引き続き経費構造の管理に注力しており、下半期には大幅な営業コストの削減が見込まれます。」

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