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HPが新型金属3Dプリンター「METAL JET S100」を発表

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3DプリンターメーカーのHP社が、シカゴで開催された国際製造技術展(IMTS)で、新型金属3Dプリンター「METAL JET S100」を発表した。HP社としては初めての金属3Dプリンターとなる。(画像は「METAL JET S100」が設置された施設。出典:HP社)

「METAL JET S100」について

METAL JET S100は、MIM方式(金属粉末射出方式)の3Dプリンターだ。金属粉末と結合材(ポリマー粉末)を混合し、金型を使って射出成形し形成したのち、脱脂炉を使い結合剤を取り除いた後、焼結炉で焼結して焼き固めることで金属部品を作るものになる。

3Dプリンターとして一般的な、球形の金属粉末を素材とするSLS方式は、射出したものをレーザーで焼き固める手法だが、HP社の3Dプリンティング・メタル事業のグローバル責任者であるRamon Pastor氏によると、MIM方式のMETAL JET S100は、一般的なSLS方式の金属3Dプリンターよりも部品あたりのコストを20%から33%程度削減できるという。これはSLS方式の3DプリンターよりもMIM方式の素材の方が安価なことに由来する。

「Metal-Jet-S100」とプリントに付随する機器群 出典:HP社

「Metal-Jet-S100」とプリントに付随する機器群 出典:HP社

金属3Dプリントの規模を拡大するには、材料費だけが課題ではなく、再現性や信頼性、サイクルタイム、後処理、設備投資などもコストとして考慮する必要がある。しかし、材料費が安くなることは、大きなニーズがあることは間違いない。

HP社は、このシステムが「総所有コストに重点を置いて」構築されたもので「パーツの変動コストは、ユーザーが生産を拡大できるポイントである」ことを保証する方法であると強調した。

HP社の金属3Dプリンター進出へのコンセプトは、2017年に発表された。4年以上の時間をかけた開発がMETAL JET S100によって具体化されたことになる。

「METAL JET S100」のスペック

METAL JET S100は造形サイズ430×309×200mmで、パウダーベッドを備え、そこに2本のプリントバーに取り付けられた6つのプリントヘッド(合計63,360個のノズルを装備)が材料滴を噴射させる。

このプリントヘッドにより、1秒間に最大6億3,000万個のナノグラムサイズの液状素材を積層し、1,200ドット/インチ(dpi)の解像度で部品を形成することが可能だ。

METAL JET S100の価格はまだ発表されていないが、HP社は3D Systems社、Desktop Metal社、Markforged社に続き、樹脂と金属両方を素材とできる3Dプリンターメーカーとなった。今後の動きにも注目したい。

ShareLabNEWSではNASDAQ上場企業である、3D Systems社、Desktop Metal社、Markforged社の2021年、2022年2Qまでの売り上げ、利益、事業のハイライトを以下の記事にまとめてある。そちらもぜひご覧いただきたい。

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国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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