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金属3Dプリンター導入後すぐに造形できる付帯セットの販売がスタート

Meltio Robot Cell

Meltio社は、同社金属3Dプリンターの「Engine Robot」を導入後すぐに造形を開始できるよう、稼働に必要な付帯設備を全て揃えた「Meltio Robot Cell」の販売を開始した。「Meltio Robot Cell」はセル生産に対応したオール・インワンパッケージで工場内のセル構築のための設計や準備、セキュリティ、各種配線工事などといった導入準備工程が不要になり、迅速な立ち上げが可能になる。(上部画像は「Meltio Robot Cell」出典:Meltio社)

Meltio Robot Cell」とは?

「Meltio Robot Cell」は、Meltio Engine Robot(ロボットアームとワイヤーDED方式の金属3Dプリンター)、Meltio Engine Robotコントローラーユニット、専用セル(部屋)、冷却用の水冷式チラーとアルゴンガスボンベスタンド、セル内部の監視カメラが付属。さらに、セルと外部を遮蔽するレーザー保護ガラス、インターロック、3年の保守サービス、Meltio Engine Robot専用ソフトウェア「Meltio Space」から構成。ソフト・ハードの両面でセル生産設備としてワイヤーDED方式の金属3Dプリンターの場内導入を実現する。

Meltio Engine Robot

Meltio Engine Robotは、大型サイズ(1m以上)の部品や製品、複雑な形状をサポートレスで造形することが可能なロボットアーム式の金属3Dプリンターだ。MIG溶接ワイヤーを材料に99.995%の高密度の金属組織を造形可能ということで、理論上、ボイド(内部欠陥)がない信頼性の高い金属部品の造形を行うことができるということだ。

異種金属接合加工することも可能で、最終部品の造形や、クラッディング(肉盛り加工)など既存部品の補修にも活用が期待できる。

ヘッド部分が金属3Dプリンターになっているが、既存のロボットアーム(ファナック、安川電機、ABB、KUKAなど)への搭載が可能だ。従来のような厳格な設置要件や保護具を必要としない設計となっているため、レーザーの直視を防ぐ専用作業領域を用意すれば、厳格な雰囲気管理などを要せず、設置が可能となっている。

「Meltio Robot Cell」はこうした自由度の高さを活かしつつも、過不足ない設置環境をパッケージ化することで、より簡便に導入できるように用意されたオール・インワンパッケージだ。生産技術担当者はこうしたメーカー用意の構成をもとに、自社の製造ライン内での設置環境を検討することができるためより導入がしやすくなった。

金属3Dプリンター関連の記事

今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から2つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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