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米3Dプリント研究団体、飛行中の機内で医療用ギプスを3Dプリント ― CAMRE

飛行中のオスプレイ機内で3Dプリントを行うようす

アメリカの海軍大学院(NPS)で3Dプリントの研究と教育を行う団体「CAMRE」が、2023年6月21日に南カリフォルニアで飛行中のオスプレイ機内での医療用ギプスを3Dプリントすることに成功した。

この運用実証は、CAMREとMarine Innovation Unit(MIU)がカリフォルニア州トゥエンティナイン・パームス海兵隊航空地上戦闘センターで実施された統合訓練に参加する部隊に提供した演習支援の一環として実施された。(上部は飛行中のオスプレイ機内で3Dプリントを行う様子。出典:アメリカ海兵隊)

飛行中の機内で医療用ギプスを3Dプリント

演習では海兵隊員の腕を3Dスキャンしたのち、ソフトウェアを使って医療用ギプスの図面を作成。その後、オスプレイが滑走路へ向かうところから離陸・飛行といった動作を行う間に、ギプスそのものが3Dプリントされた。

米海兵隊中佐のMichael Radigan 氏は、「飛行中に3Dプリントできるようになることで、どのようなことが可能になるかは、まだ表面しか見ていません。何十台ものプリンターが航空機にモジュール方式で設置されることで、これまで経験したことのない規模のモバイル生産が可能になります。」と述べている。

演習で使用された3Dプリンターはアドバンスド・マニュファクチャリング・オペレーショナル・システム「AMOS」と名付けられ、サンディエゴの海軍情報戦センター(NIWC)太平洋部のエンジニアであるSpencer Koroly 氏によって開発された。

AMOSに採用されている正確な3Dプリント技術は分かっていないものの、ギプスを3Dプリントしていることから医療に焦点を当てていることがわかる。このことから用いられた技術は、押出成形やSLS方式といったすでに現場で使用されている技術であると予想されている。AMOSはスピード・信頼性・遠征用を重要視している。軍事任務においてはそれらすべてが重要になってくる。

あえて機内で3Dプリントを行う理由は、迅速な対応が求められる任務を見越してのことで、飛行中にギプスそのものの3Dプリントの成功は、今後、大きな影響を与えることになるかもしれない。

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