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3Dプリント技術によりPUMAのMostroスニーカーが復活

PUMAのリバイバルされたMostroスニーカー

2024年2月にニューヨークデザインウィークの最中に行われたPUMAのファッションショー「WELCOME TO THE AMAZING MOSTRO SHOW」では、1999年に初めて市場に登場して以来、スニーカー愛好家から高い評価を受けてきた「Mostroスニーカー」を全面的にフィーチャーし、独自の存在感をアピールした。イタリア語で怪物を意味する「Mostro」の名を冠したスニーカーと奇抜なファッションも目を引くものだったが、特別な「Mostroスニーカー」として3Dプリンターで製造したモデルもショーの中に登場したようだ。(上部画像はPUMAのリバイバルされたMostroスニーカー。出典:PUMA)

怪物の名を冠する圧倒的な存在感を3Dプリンターで造形

イタリア語で怪物を意味する「Mostro」は攻撃的なスタイルのシューズモデル。
イタリア語で怪物を意味する「Mostro」は攻撃的なスタイルのシューズモデル。(出典:PUMA)

Mostroは、独特なスパイクソールとベルクロトップで知られる攻撃的なスタイルのシューズモデルだ。PUMAは3Dプリンティング技術の活用により、過去と現在を融合させ、現代のファッショントレンドに合わせて再解釈したようだ。突起を多用したMostroは、新しい技術を活かして新しい挑戦を行っているプーマの姿そのものを表現している。

とはいえ、材質や造形に使われた機種などの詳しい情報は明らかにされていない。また市販されるMostroはもっと穏当な日常使いもできる形状をしており、3Dプリンター製を打ち出しているわけではないようだ。

PUMAの3Dプリンティング技術の活用

KAASVISIONのインスタグラム画像(出典:KAASVISION Magazine)

こうしたPUMAの挑戦を具現化させたのは、ベルリンを拠点とするファッションブランド、Ottolingerとのコラボレーションだった。あくまでコンセプトモデルという位置づけのようだが、PUMAが「Mostroスニーカー」のリバイバルに3Dプリント技術を選択したのは、3Dプリント技術が提供するデザインの自由度と製造の柔軟性を活かして、PUMAブランドの伝統の中から革新を生み出すためだったようだ。独特な形状を3Dプリントすることで、PUMAは従来の製造方法では不可能だった複雑な形状や独自のテクスチャを実現し、唯一無二の存在感を演出している。

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