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3Dバイオプリント技術で培養ウナギの量産を発表 ― Steakholder Foods

バイオ3Dプリントのようす /出典:Steakholder-Foods社

イスラエルのフードテック企業Steakholder Foods社が、シンガポール企業のUmami Meatsと協業し、3Dプリンティング技術でウナギとハタを生産することを発表した。プロトタイプとなるフード3Dプリンター製のハタは、2023年3月中に完成予定だ(画像はフード3Dプリントのようす/出典:Steakholder Foods社)。

3Dプリンティング技術でウナギとハタを生産するために、Steakholder Foods社はシンガポール・イスラエル産業研究開発財団(SIIRD)から100万ドルの助成金を獲得している。

シンガポールは世界で初めて培養肉が認可された国

シンガポールでは、2021年に世界で初めて培養肉の販売が認められている。この動きにあわせ、世界各国の企業が培養肉の市場開拓に乗り出すようになり、大きな動きを生んでいる。

Steakholder Foods社が協業を発表したUmami Meats社は、動物や海を犠牲にすることなく、培養という新たな手段で「獲らないシーフード」の開発を行っている企業だ。今回の協業では、Steakholder Foods社の「バイオ3Dプリント技術」「バイオインクの技術」と、Umami Meats社の「養殖した魚からサンプルを採取して培養する技術」を組み合わせてウナギとハタの開発を行う。ここには、Steakholder Foods社が開発した魚を調理したときのフレーク状の食感を再現する技術も用いられるという。開発のプロトタイプとなるハタは、2023年3月中に完成する予定だ。

Steakholder Foods社のフード3Dプリンタ―(出典:Steakholder Foods社)

培養シーフードのメリット

3Dプリンティング技術でウナギやハタを培養することで、生きた魚を輸送する場合と比較して、CO₂排出量が約95%削減できる。水産養殖での排出量と比較しても、60%近くのCO₂が削減できる見通しだ。

海や河で魚を捕獲しなければ、海の汚染によって魚に含まれる恐れがある重金属、抗生物質、寄生虫、マイクロプラスチックなどが混入しない。さらに、自然界の魚のように水銀・マイクロプラスチック・寄生虫などの影響を受けないため、妊娠中の方でも安心して食べられるのが大きな特徴だ。まずは培養ハタが開発されるのが楽しみである。

関連リリース

>>Steakholder Foods® Receives Grant of up to $1M for Collaboration with Umami Meats to 3D Bio-Print Structured Cultivated Fish Products(外部サイト)

>>Steakholder joins forces with Umami to lead the cultivated seafood revolution(外部サイト)

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バイオ3Dプリントは再生医療分野での活用事例が多いが、近年では食品関連でも活発に導入されている。一例としてShareLabが過去に取り上げた韓国企業の記事を紹介する。ぜひ今回の記事とあわせてご覧いただきたい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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