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FDM 3Dプリンター「F170」対応の材料がGREENGUARD認証を取得 ― Stratasys社

Stratasys社のロゴマーク

米国ミネソタ州エデンプレーリーおよびイスラエル・レホボトに拠点を持つStratasys社は、FDM方式3DプリンタF170で使用可能な材料が、UL2904に基づくGREENGUARD認証を取得したことを発表した。同社は樹脂系3Dプリンターと積層造形ソリューションの先進企業である。(上部画像はFDM 3Dプリンター「F170」出典:Stratasys社)

GREENGUARD認証

昨今、世界的に環境問題への関心と対応が深まっている。その中でアメリカを中心に第三者認証機関として活動するUnderwriters Laboratories(アンダーライターズ・ラボラトリーズ、通称UL)は2019年に「UL 2904」と呼称される3Dプリンターから排出される揮発性有機化合物(VOCs)などの化学物質や、超微粒子(UFP)の測定・判定基準を設定している。FDM,SLA,SLSなど様々な方式の3Dプリンターに対応しており、装置と材料の組み合わせをULが検証し、UL 2904の要求事項を満たすと「GREENGUARD認証」を取得することができる。

FDM方式の3Dプリンターは樹脂材料を高温で溶融させ部品を造形するため特有の臭いを発生させる場合もある。今回のような認証取得で商業施設や住宅を想定した場合には問題ない水準であることを第三者認証機関が認定したことは、利用企業やそこで実際に利用する作業者にとって安心材料になるだろう。

FDM方式3Dプリンター「F170」で使用できる材料は現在、「ABS」「ASA」サポート材「QSR」の3種類。認証を取得した装置と材料に関しては低化学物質放出を実現できているということだ。

FDM 3Dプリンター「F170」
FDM 3Dプリンター「F170」(出典:Stratasys社)

Stratasys社について

1989年に設立されて以来、Stratasys社はFDM(Fused Deposition Modeling)技術をはじめとする3Dプリント技術のパイオニアとして知られている。同社のFDM方式3Dプリンターは、高精度かつ信頼性の高い造形を可能にし、多様な業界でのプロトタイピングや製品製造に利用されている。

製品ラインアップには、工業用の大規模3Dプリンタからデスクトップサイズの3Dプリンタまで幅広く揃えており、航空宇宙、自動車、医療、教育など、多岐にわたる分野で活用され、特に医療分野においては、カスタムメイドの医療デバイスや手術用ガイドの製造において重要な役割を果たしている。

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