1. HOME
  2. 業界ニュースTOP
  3. Stratasys社が3Dプリントにおける顧客諮問委員会を設立

Stratasys社が3Dプリントにおける顧客諮問委員会を設立

Stratasys社のロゴマーク

アメリカの3DプリンターメーカーStratasys社が2024年4月2日、新しい産業顧客諮問委員会(以下、CAB)の立ち上げを発表した。Stratasys社が3Dプリント業界のイノベーションを推進し続ける中、CABはStratasys社に追加の意見と洞察を提供する役割を担い、例えば、スケーラブルな製造アプリケーションの要件や、品質と信頼性、特性データ、サステナビリティ戦略に関する具体的な取り組みについて意見を提供するという。(上部画像はStratasys社のロゴマーク。出典:Stratasys社)

CABのメンバー

CABには、航空宇宙、自動車、工業製造分野のメーカーや研究機関、高等教育機関が含まれています。具体的には、ボーイング社、TE Connectivity社、トヨタ社などのメーカーのほか、ウィチタ州立航空研究所(NIAR)、テキサス大学エルパソ校、ミルウォーキー工学部などの有名な製造プログラムを持つ学校が参加している。

参加メンバーはCABの立ち上げについて、それぞれ以下のように述べている。

「私たちは今日、AM技術から大きな価値を得ていますが、スケーラブルな新しい用途を継続的に開拓するためには、製品を購入するだけでなく、ストラタシスのような協力者と協力してソリューションを開発するように進化しなければなりません」ボーイング社 AM担当副社長 Melissa Orme 博士

「ストラタシスが集めた諮問委員会には、複数の業界のマーケットリーダーが含まれており、そのメンバーやストラタシスと協力することで、重要な部品や用途への進出を続ける当社組織にAMがもたらす価値をさらに高めることができると信じています。このユニークな諮問委員会を設立することで、ストラタシスは真のパートナーとしての献身を示し、AMの新たな標準を生み出すために多くの専門家の専門知識を融合させることを望んでいます」TE Connectivity社 航空宇宙・防衛・海洋担当 最高テクノロジー責任者 Jamie Janawitz 氏

「最大手のメーカー数社が、産業用樹脂3Dプリンタの造形における主要プレーヤーと協力して、AMに長期的な好影響をもたらす問題を解決しようとしています。トヨタ・マニュファクチャリングの観点からは、生産工程におけるアディティブの主流化に向けた取り組みとして、当社と業界全体にとって非常に大きな価値があると考えています」 北米トヨタ社 生産技術 先端テクノロジー・マネージャー Eduardo Guzman 氏

Stratasys社のグローバル・インダストリアル・セールス担当上級副社長のJeff Hemenway 氏はCABについて以下のように述べた。

「Stratasys社はこれまでも、そして今後も能力開発に投資していきます。進化する対応可能なアプリケーションと関連する顧客価値の実現を加速するために、マーケットリーダーと緊密に協力して要件を定義し、実現する必要があります」

さらに、Stratasys社の最高産業事業責任者であるRich Garrity 氏は、「これは、AMによって、それぞれの企業や業界が実現できる生産ベースの価値をさらに高めることのできる非常に実務的な諮問委員会です。Stratasysとお客さまにとって、お客さまの成功に不可欠なアプリケーションに向かっていくための重要なステップです」と述べている。

CABは2023年12月に最初のワークショップを開催し、2024年には、さらに次のワークショップを開催し、2025年以降も継続していく予定だ。

Stratasys社の関連記事

今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

資料ダウンロード 3Dプリンティング国内最新動向レポート

サイト内検索

関連記事