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DMM.makeが白色造形可能なHP社製の3Dプリンターをアジア初導入

合同会社DMM.com(東京都港区)が、自社の3Dプリント受託サービス「DMM.make 3Dプリント」にてHP社の最新3Dプリンター「HP Jet Fusion 5420W」を導入した。「HP Jet Fusion 5420W」は高精度に白色パーツの造形が可能な点に特徴があり、今回の導入はアジア太平洋地域では初とのこと。「HP Jet Fusion 5420W」は、石川県加賀市にあるDMM.comの事業所内に増設された。(画像は「HP-Jet-Fusion-5420W」。出典:DMM.com社

DMM.make 3Dプリントの特徴

DMMの3Dプリント受託サービスDMM.make 3Dプリントは、個人法人を問わず、オンラインでDMMに直接3Dプリントを依頼できるサービスだ。3Dデータからの造形はもちろん、実物の3Dスキャンなども依頼できる。

また、3Dデータを出品して造形物を販売できる「クリエイターズマーケット」も運営している。受託サービスについては、過去にShareLab NEWSで詳しく取り上げているので、以下のリンクからご確認いただきたい。

「HP Jet Fusion 5420W」の特徴

今回の「HP Jet Fusion 5420W」の導入は、法人だけでなく個人にまで利用が拡大する可能性を見込んでのことだという。HP Jet Fusion 5420WにはHP社独自の技術「Multi Jet Fusion(MJF)」が搭載された3Dプリンターだ。樹脂粉末に熱を加えて融合し、造形していくもので、粉末焼結方式と比べると滑らかな仕上がりと高い強度での造形ができる。精度の高い造形による最終製品の作製や、パーツあたりのコスト削減にもつなげられる。

「HP Jet Fusion 5420W」の特徴は、熱可塑性樹脂の一種であるホワイトカラーのPA12を造形素材に、高品質な白色のパーツの造形が安定して可能な点にある。白色パーツは仕上げや着色が容易で、3Dプリントにおける需要は高い。

従来のMJF搭載機は造形物の色がグレーだったが、白色造形が可能になったことで、製品のカラーバリエーションを大幅増加の可能性が生まれた。

MJF技術は従来、主に色表現が不要な製造領域で利用されていたが、白色造形が可能になったことで、自動車、ヘルスケア、産業機器などの各分野での活用が広がることが期待されている。

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今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中からDMM.makeをテーマにしたものを3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。


国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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