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イーロン・マスク、テキサスに労働者向け住宅110棟を3Dプリント建設予定か

elon musk

 「TSLA(テスラ)」「Space Exploration Technologies Corp.(スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ)」「Twitter」などのCEOとして知られるイーロン・マスク氏が、アメリカ現地メディアの報道によると、テキサス州に、3Dプリンタ―で労働者のための数百の住宅建設を計画をしていることが分かった。この計画はイーロン・マスク氏のジョークから始まったことから「Project Amazing」と称されている(画像はイーロン・マスク氏/出典:Pixabay)。

110棟の建設予定、背景には住宅価格危機が

フロリダに拠点を置く住宅建設会社のレナー社と、イーロン・マスク氏がCEOを務める掘削会社ボーリング・カンパニー社が提携し、テキサス州オースティンのバストロップ郡に建設会社と共同で住宅を建設する予定だ。110棟の住宅が建設される計画で、住宅には彼の会社に勤める従業員が入居予定とのこと。建設の開始時期は未定。

建設会社のレナー社がWebサイトで3Dプリント住宅の宣伝をしていることから、建設される住宅は3Dプリント住宅ではないかと予想されている。また、テスラオーナーズクラブの会長であるMatt Holm氏もその可能性があると述べているようだ。

オースティンには、スペースX社の工場やテスラ本社、ボーリング・カンパニー社といったイーロン・マスク氏関連の企業の工場や支社が集まっている。その影響で開発がすすみ、住宅価格が高騰する恐れが生じている。従業員の住宅確保が、今回の住宅建設に踏み切った理由だと考えられている。

現在SpaceX社の新施設も建設中の場所

住宅の建設予定地は、現在SpaceXの新しい施設、スペースXキャンパスを建設している場所から1マイルも離れていない場所にあるという。また近隣にはボーイングボーイングテキサス工場もあれ、ここで勤務する労働者も入居者対象になると思われる。詳しい建築計画は不明だが、どのような3Dプリント住宅となるのか情報を追っていきたい。

建設3Dプリント分野の関連記事

建設3Dプリントは、特に建築コストの安さ、建設期間の短さに秀でており、世界中で建設事例が増加している。日本でもセレンディクス社を筆頭に、厳しい耐震基準をクリアする3Dプリンター住宅の開発が進められており、土木分野ではPolyuse社が国土交通省発注の3Dプリンタ施工を成功させている。

今回の関連記事として、過去にShareLabNEWSが取り上げた建設3Dプリント・3Dプリント住宅をテーマとしたニュースを以下に紹介する。あわせてご覧いただきたい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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