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特注家具メーカーと建築ギルド集団が、3Dプリンターで名古屋に憩いの空間を創出

CNCと3Dプリンターで製作された木製パビリオン/出典:アーティストリー社.

特注家具メーカーの株式会社アーティストリー(愛知県春日井市)と、デジタル技術を取り入れた空間設計や技術支援、イベント企画などを行う建築ギルド的集団のND3M(愛知県名古屋市)は、共同でウォーカブルシティと国産材利用を体現する木製パビリオン「CRADLE – HAT」プロジェクトを開始した。

ウォーカブルシティとは、自分のペースで暮らし、自分のペースで歩く。そのような生活を実現する街のことをいう。ウォーカブルシティの実現のために、CNCによる木材加工と3Dプリンターという新しいテクノロジーを用いて、人々が集う温かい空間を提案していくとしている。(画像はCNCと3Dプリンターで製作された木製パビリオン/出典:アーティストリー社)


木製パビリオンを最新テクノロジー5軸CNCと3Dプリンターで製作

CNCは、コンピューター制御による軸移動をし、自動で刃物を変更しながら複雑な形状の削り出しができる機械だ。3Dデータをもとにして自由にモデルを造形できる。3Dプリンターは材料を積み重ねることで造形するが、CNCは削り出すことで造形する。CNCも3Dプリンターも一般ユーザーが気軽に買えるような廉価体モデルが生まれ、DIYや試作品作製に広く活用している。しかし、公共空間へCNCや3Dプリンターを用いた造形物が実装された事例は少なく、人々が建築物のスケールで触れ合う機会はほとんどない。

アーティストリー社はCNCや3Dプリンターで製作した建築物を公共空間に実装させることが、日本のものづくりの進化につながると考え、創作活動に取り組んでいるとしている。

3D加工された木のフレームに沿って3Dプリント製パネルが設置されている/出典:アーティストリー
3D加工された木のフレームに沿って3Dプリント製パネルが設置されている/出典:アーティストリー


今回製作された木製パビリオンのフレームは、CNCによって3D加工されてつくられている。曲線の窓のような場所には3Dプリンター製のパネルがはめ込まれる。窓のかたちはそれぞれ異なるので、すべて形状に合わせた一点もののパネルとなる。

木製パビリオンで森林資源に触れられる場に

木製パビリオンの使用イメージ/出典:アーティストリー社
木製パビリオンの使用イメージ/出典:アーティストリー社

豊富な森林資源に恵まれている日本だが、林業の後継者不足や管理者不足の問題から放置されてしまっている森林も多くある。愛知県は面積の42%が森林で、そのうちの63%が人工林という豊富な森林資源を持つ。

公共事業の看板に愛知県産の木材を使用したり、木材活用の補助金を用意したりいった施策がとられているものの、消費者が直接地元の木材に触れる機会は少ないようだ。木製のパビリオン設置は森林資源に気軽に関われる場としても機能することが期待されている。

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今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事のなかから3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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