イギリス発のサプリメントグミ「Nourished」が日本初上陸
イギリス発のスタートアップ企業Rem3dy Health（レメディ・ヘルス）社は、グローバル・フードテック・サミットであるSKSジャパンに初参加。ひとりひとりのニーズに合わせてカスタマイズ可能なスタック型の栄養サプリメント・ブランド製品「Nourished」をお披露目した。特許取得の3Dプリンティング技術を活用し最大7つの高活性成分をサプリメント・グミに凝縮した同社の製品は、ビーガン、砂糖不使用、アレルゲンフリーサステナブルな配慮がされており、包装もプラスチックフリーでリサイクル可能な環境に配慮されたパッケージとなっている。（上部画像は3Dプリントされるサプリメントグミのイメージ。出典：Rem3dy Health）
SKSジャパンは2017年にスタートした、フードテック企業が世界中から集結するイベントだ。今年度は東京都港区竹芝ポートホールで7月27日から29日まで開催された。SKSで開催される「イノベーション・ショーケース」では、Nourishedの創業者でありCEOのメリッサ・スノーヴァーが来日し、このソリューションを日本において初公開、健康とウェルネス業界について2つの講演を行った。
3Dプリントされたグミ「Nourished」
Rem3dyが独自開発したNourishedは、真にカスタマイズされた栄養製品「サプリメント・グミ」だ。革新的な3Dプリンティング技術と、特許を取得したビーガン（完全菜食主義者）カプセル化製法を用いて、最大7つの異なる有効成分を組み合わせる画期的な方法を開発した。Nourishedは、画期的な新しい3Dプリンティング製法と特許取得済みのビーガン用カプセル化製法により、30種類以上の有効成分の中から7種類を組み合わせる。個人のライフスタイルや目標に合わせてカスタマイズしたチュアブルタイプのサプリメント・グミだ。 2020年に英国と米国で販売を開始している。
日本は世界第3位の栄養補助食品市場であり、その市場規模は94億米ドルと言われている。そこでRem3dyは、高齢化社会と日本の消費者の健康志向の高まりにより、この分野が拡大し続けていることに成長の機会を見出した。また、最近行った日本での市場調査結果から、日本の消費者が体重管理、ストレス、更年期障害、老化防止に役立つサプリメントに特に注目していることを明らかにした。現在のマーケットの既成概念をくつがえし、消費者がサプリメントを真の意味でパーソナライズ＝ひとりひとりに最適な組み合わせで摂取することができるよう、新しく革新的な方法を提供している。
今年初めにサントリーホールディングスによる出資を受け、コンセプトのローカライズと市場投入計画の策定に共同で加速的なスケジュールで取り組んでいる。
「Rem3dyは、予防と治療という健康ニーズに対応するために自社で開発した画期的なソリューションに自信を持っています。そして今日、私たちは活気ある日本市場と日本のお客様にこのNourishedをご紹介できることを大変嬉しく思いました。本当の意味での『パーソナライズ化』された製品を提供することで、健康志向のお客様ひとりひとりのニーズに応えること。Nourishedは、お客様のライフスタイル、目標、嗜好に合わせて、オンデマンドで丁寧に作られます。日本のヘルスケア業界に革命を起こし、皆様がこれまでにないウェルネス目標を達成できるようになることを楽しみにしています。」（Rem3dy創業者兼CEO、メリッサ・スノーヴァー氏）
パーソナライズ可能な「Nourished」
利用者は、オンライン上で簡単なカウンセリングを受けることができ、インテリジェント・ロジック・アルゴリズムが、利用者に合うようなビタミン、栄養素、スーパーフードの組み合わせを推奨する。独自の配合を確認したら、好みのフレーバーと天然甘味料（エリスリトール）から作られたコーティングを選ぶことができる。選択されたものは、最適な効能と吸収レベルを得るために、オンデマンドで3Dプリンターで製造され各注文はプラスチック・フリーのパッケージに個装され、2週間以内に利用者に直接発送される。おいしくて持ち運びに便利、アレルゲンフリー、砂糖不使用の栄養価の高いこのグミは、100％利用者のお好みと要望に沿ったものとなるという。
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