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簡単に3Dモデル作成が可能に!新ツール「ParamaCraft」を発表 ― 株式会社fume

3Dモデル作成ツール「ParamaCraft」のβ版。

株式会社fume(福岡県飯塚市)は、ブラウザ上で動作する3Dモデル作成ツール「ParamaCraft」のβ版を公開した。シンプルな操作性とリアルタイムプレビュー機能を備え、誰でも直感的に3Dモデルを作成できる。このツールは、β版であるが将来的に製造業や医療、教育など多岐にわたる分野での活用に期待だ。(上部画像は3Dモデル作成ツール「ParamaCraft」のβ版。出典:fume社)

「ParamaCraft」とは

「ParamaCraft」の最大の特徴は、誰でも簡単に使えるユーザーフレンドリーなインターフェースを備えている点である。利用者はスライダーを動かすだけで、モデルの高さや幅、形状などを自由にカスタマイズできる。3Dプリントの初心者やDIY愛好家にとって、複雑な3Dモデリングソフトの使用が難しいと感じることが多いが、「ParamaCraft」はその障壁を大幅に低くしている。ユーザーは自身の創造力を最大限に発揮し、個々のニーズに応じた3Dモデルを作成することができるということだ。

シンプルな操作性と高いカスタマイズ性

操作性は非常にシンプルであり、特別な技術知識がなくても扱える点が魅力である。ユーザーはスライダーを動かすだけで、モデルの各種パラメータを変更でき、高さ、幅、深さだけでなく、形状や模様といったデザインの細部まで調整可能である。この直感的な操作性により、初めて3Dモデリングを行うユーザーでも容易にカスタマイズされたモデルを作成できる。また、テンプレートを利用することで、より複雑なデザインを短時間で作成することも可能だ。

リアルタイムプレビュー機能は、ユーザーがモデルの変更内容を即座に確認できる点で大きな利便性を提供する。パラメータを調整するたびに、生成される3Dモデルの外観や寸法をリアルタイムでプレビューすることができるため、ユーザーは完成形をイメージしながら作業を進めることができる。試行錯誤の過程が効率化され、無駄な時間を省くことができ、微調整を何度でもリアルタイムで確認できるため、細部にまでこだわったデザインを追求することが可能である。

3Dプリントとの連携

「ParamaCraft」は、作成した3DモデルをSTL形式で直接出力する機能を備えている。ユーザーは作成したモデルをすぐに3Dプリンターで印刷することが可能である。また、将来的にはオンライン3Dプリントサービスとの連携も予定されており、さらに便利に利用できるようになる見込みである。

産業分野での活用可能性と今後

「ParamaCraft」は、その柔軟性と使いやすさから、製造、建設、医療、教育など様々な産業分野での活用が期待されている。例えば製造業においては、プロトタイプの作成やカスタムパーツの製造に役立つ。また、教育分野では、学生が簡単に3Dモデリングを学び、実際にプリントして理解を深めることができる。これらの多岐にわたる応用範囲により、「ParamaCraft」は各産業のニーズに対応し、効率的かつ創造的なソリューションを提供することができる。

今後の展開としては、オンライン3Dプリントサービスとの連携や、テンプレート共有プラットフォームの開設を計画している。また、ユーザーが独自のテンプレートを作成・編集できるGUIツールの公開も予定しており、これによりさらに多様なカスタマイズが可能になる見込みである。さらに、AI技術を活用してテンプレートの生成を自動化することも視野に入れており、より効率的なモデル作成をサポートすることもできるだろう。fume社の「ParamaCraft」はさらに多くのユーザーにとって魅力的なツールとなり、3Dモデリングの普及と進化に貢献することを目指している。

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